女優の橋本愛が26日、都内で行われた映画『さよならドビュッシー』の公開初日舞台あいさつに登壇し、撮影が行われた昨年8月頃の精神状態について「ボロボロだった」と苦悩を明かした。
今年度の日本アカデミー賞新人俳優賞、キネマ旬報ベストテン新人女優賞を受賞するなど、女優として人気、実力ともに急成長している橋本だが、その裏側で「この作品は昨年の8月に、1ヶ月くらいで撮っていたんですけれど、その間の私はボロボロな人間性だったんです。自分で自分を好きになれなかった…」と告白。完成した同作を観て、初めて「涙が出てしまった」といい、「足首に付いているオモリをとってもらったような、そんな感覚を覚えました」と感想を述べた。
利重剛監督には「米粒みたいな私を高いところから包み込むように見守ってくれていたんだなと思って」と、感謝の意を示した。
同作が演技初挑戦だった現役ピアニストの清塚信也は「すごく楽しかったです。あまり緊張というのもなくて」と充実ぶりを語る一方で、やはり橋本の様子が気になっていたという。「すごく目力があるので、怒っているのかと思っていた。アプローチしても1回か2回くらい良い反応があるくらいで…。まるでロシアの冬のように、一瞬キラッと笑って太陽が見えたかと思えば、すぐ暗くなってしまう。僕のM的な部分を開発してくれました」と振り返り、笑いを誘っていた。
苦しんだ分、作品への思い入れは強い。橋本は「好きとか、嫌いとか、面白くなかったとか、そういう反応をいろいろなところに投げていただいて、この映画をこの国に伝えるお手伝いをして欲しいなと思います」と、一言ずつ噛み締めながら、観客に呼びかけていた。
舞台あいさつにはほかに、ミッキー・カーチス、利重剛監督、同作の主題歌を担当した歌手の泉沙世子が登壇した。
今年度の日本アカデミー賞新人俳優賞、キネマ旬報ベストテン新人女優賞を受賞するなど、女優として人気、実力ともに急成長している橋本だが、その裏側で「この作品は昨年の8月に、1ヶ月くらいで撮っていたんですけれど、その間の私はボロボロな人間性だったんです。自分で自分を好きになれなかった…」と告白。完成した同作を観て、初めて「涙が出てしまった」といい、「足首に付いているオモリをとってもらったような、そんな感覚を覚えました」と感想を述べた。
利重剛監督には「米粒みたいな私を高いところから包み込むように見守ってくれていたんだなと思って」と、感謝の意を示した。
同作が演技初挑戦だった現役ピアニストの清塚信也は「すごく楽しかったです。あまり緊張というのもなくて」と充実ぶりを語る一方で、やはり橋本の様子が気になっていたという。「すごく目力があるので、怒っているのかと思っていた。アプローチしても1回か2回くらい良い反応があるくらいで…。まるでロシアの冬のように、一瞬キラッと笑って太陽が見えたかと思えば、すぐ暗くなってしまう。僕のM的な部分を開発してくれました」と振り返り、笑いを誘っていた。
苦しんだ分、作品への思い入れは強い。橋本は「好きとか、嫌いとか、面白くなかったとか、そういう反応をいろいろなところに投げていただいて、この映画をこの国に伝えるお手伝いをして欲しいなと思います」と、一言ずつ噛み締めながら、観客に呼びかけていた。
舞台あいさつにはほかに、ミッキー・カーチス、利重剛監督、同作の主題歌を担当した歌手の泉沙世子が登壇した。
コメントする・見る
2013/01/26