8人の脚本家が1話完結のストーリーを紡ぐドラマ『ラスト・ディナー』がNHK・BSプレミアムの「よるドラマ」枠（毎週土曜　後11：15）で3月よりスタートすることが20日、明らかになった。パラレルワールドに存在する不思議なレストランを舞台に、毎回異なるゲストが濃密な「愛」のドラマを繰り広げる。レストランの専属歌手として平原綾香がレギュラー出演し、ゲストの思い出の曲をエンディングで歌う。

　レストラン「L’Eterenite（永遠）」では、永遠に引き裂かれたカップルたちが一度きりの再会を許される。運命に引き裂かれ別々の道を歩んだ恋人たちが、不慮の災難で死別した親子が、会うことの許されない2人が向き合い、思い出を語り、心を伝え合う。

　第1夜「また逢える日」は、1年前に姿を消した恋人・ヨシオ（山本耕史）を待ち続ける女性・ユカ（田中麗奈）の物語。脇役俳優としても活躍している岩松了が脚本を手がけた。第2夜「最後の言葉」は、木村佳乃と長塚京三による父娘の物語を大森美香が執筆。第3夜「ヒーロー」の脚本は、昨年、初めて手がけたテレビドラマ『生むと生まれる　それからのこと』（NHK）で第30回向田邦子賞を受賞した岩井秀人が担当。男A（高良健吾）が子供の頃からの憧れだったヒーロー（渡辺いっけい）と会う。

　第4夜「True Heart」は脚本／出演・宅間孝行、出演・ともさかりえ。第5夜「未来の思い出」は脚本・前田司郎、出演・前田旺志郎、八木瑛美莉。第6夜「エール」は脚本・森脇京子、星野真里、高橋一生。第7夜「私が殺した女」は脚本・鎌田敏夫、出演・賀来千香子、かたせ梨乃。最終夜「永遠（とわ）の想い」は脚本・吉田紀子、出演・檀れい、橋爪功。レストランのウエイター役で小林正寛が出演する。