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水嶋ヒロが3年ぶり俳優復帰 『黒執事』実写映画化

 大ヒットコミック『黒執事』が実写映画化され、俳優の水嶋ヒロ(28)が、3年ぶりとなる主演映画で俳優復帰することが8日、わかった。水嶋は知識・教養・品位・料理・武術・容姿のすべてにおいて完璧な完全無欠の悪魔の執事、セバスチャン・ミカエリスを演じる。久しぶりの俳優業を前に「いままで何をするにしても自分の脳みそが出している答えを信じて行動してきましたが、プロデューサーとこの作品を信じるべきだという直感に、僕は従わざるをえません」と、俳優魂を燃やしている。撮入は今年4月予定で2013年公開。

実写映画化する『黒執事』に主演する水嶋ヒロ(左)と原作イラスト (C)「黒執事」製作委員会

実写映画化する『黒執事』に主演する水嶋ヒロ(左)と原作イラスト (C)「黒執事」製作委員会

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 原作は「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス刊)で2006年から連載中の枢やな氏の代表作。累計発行部数は1400万部を超え、全世界42の国と地域で発刊されている。過去にアニメや舞台化もされ、かねてから実写映画化のオファーが殺到していたが、原作者の枢氏はプロデューサーの熱意とセバスチャン役を水嶋ヒロが演じることで映画化権を許諾したという。

 人気キャラクターの主人公を演じるにあたり、水嶋は「良い作品にするにはどうしたらいいか、それを常に考えながら毎日を過ごしています」。すでに役作りのためにアクショントレーニングに入っているといい、気合十分だ。

 プロデューサーの松橋真三氏は水嶋のキャスティングについて、「原作で圧倒的な人気を持つ主人公の黒執事(セバスチャン)を日本人で演じることのできる人を探すのは至難の業。私はずっと、それができるのは水嶋ヒロしかいない、と思っていました」と自信をみせる。さらに、俳優業から遠ざかっていた水嶋に「水嶋さんがやらないのならこの映画化はしない」と1年半以上かけて口説き、出演にこぎづけた。

 ストーリーは原作から約130年後を舞台にした完全オリジナル。映画『NANA』シリーズの大谷健太郎監督と、テレビアニメ『TIGER&BUNNY』やSMAPとのコラボレーションで話題になったCM『GATCHAMAN』(NTT)を手がけたさとうけいいち監督の2人がタッグを組んで実写化に挑む。水嶋の復帰作に「この上なく美しくエレガントな執事。しかも悪魔。最高のハマリ役を得た水嶋さんの魅力を、思い切り炸裂させます」(大谷監督)、「セバスチャン役を時に怖く!時には優しく……水嶋ヒロに期待です!」(さとう監督)とそれぞれ期待を込めている。

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