俳優の玉木宏（32）が、1990年代に人気を博した『料理の鉄人』の後継として13年ぶりに復活するフジテレビ系新番組『アイアンシェフ』の司会に抜てきされ13日、初回収録に臨んだ。会見で玉木は「僕なのかと思った。（前司会者）鹿賀丈史さんのイメージが強かったので」と恐縮。俳優業から飛び出し「30を超え、新しいチャレンジをしたいというのが日々あった」と新境地に挑んだ。

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　93年10月から6年間、同局でレギュラー放送された料理の“格闘”番組が、玉木を新“主宰”に迎えて復活する。玉木は「93年の時、僕は中学1年生で、イチ視聴者だったのが主宰を務めることになった」と、今回の大役に感慨深げ。鹿賀が番組冒頭で発していた「私の記憶が確かならば〜」という決め台詞も一新し、玉木バージョンが用意されるという。

　初回収録を済ませ、玉木は「まさにリアルファイト。料理の格闘技と言うにふさわしい時間でした」と興奮交じり。一方、反省材料もあったようで「どういうものができるかの過程を見届けると、なかなか冷静ではいられなくなる。冷静にやりたいです」と自ら分析し、「鹿賀さんのいいところを継承したい」と熱く意気込んだ。

　俳優をはじめ、歌手業やラジオパーソナリティなど、多才で知られる玉木だが「新しいことをやってみたかった」ため、今回のオファーを快諾。「俳優とは違う一面が出せるのでは？ 特に料理を知ることは僕にとっていいことだと思う」と、新たな自分探しに期待していた。

　世界で認められた料理人と日本の新進気鋭の料理人がフレンチ・中華・和・イタリアンとそれぞれの食の分野で腕を競い合う『アイアンシェフ』は、10月26日（金）より毎週金曜午後7時57分より放送。初回は午後7時より2時間スペシャル。