フジテレビとグリーは24日、ソーシャルメディア事業における業務提携を発表した。都内で行われた共同会見にはフジテレビの西渕憲司コンテンツ事業局長、グリーの山岸広太郎副社長、小竹讃久（しの・さんく）マーケティング事業本部長が出席。「テレビとモバイルソーシャルゲーム、お互いの強みを生かして新たなコンテンツを創出する」という共通の目的のもと、企画第1弾として、SNS「GREE」において、アイドルが登場するカードゲーム「IDOL☆J＠M（読み・アイドルジャム）」の今夏からの提供を発表した。

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　同カードゲームは、アイドルグループ「アイドリング!!!」「SUPER☆GiRLS」「東京女子流」「AeLL.（エール）」、「THEポッシボー」「YGA」などの総勢100人以上のアイドルが、レーベルや所属事務所の枠を越えて集結。アイドルたちのカードは1000枚以上、すべて撮り下ろしのオリジナル写真が登場する。ユーザーはプロデューサーとなってアイドルを育成し、ソーシャルゲームの中での人気が、リアルなテレビ番組やイベントへの出演、オリジナルグッズ開発につながっていくのが売りだ。対応OSはスマートフォン（iOSおよびAndroid）、フィーチャーフォン。

　「フジテレビと業務提携しなければ、これだけのアイドルを集めたゲームを作ることはできなかった」と小竹氏。これまでにも人気番組のゲーム化や、人気ゲームを番組作りに活かすことはあったが、新たな“メディア”を共同開発するのは今回が初めて。西渕氏は「アイドル戦国時代と言われる今、AKBがメディアを席巻しているが、“NOT AKB”アイドルの集合体ともいえるこのゲームをきっかけに、アイドル界を再編するインパクトを与えられたら。テレビは時代とともに変わっていくもの。先取の気鋭で攻めていきたい」と意気込んだ。

　会見には「アイドリング!!!」「SUPER☆GiRLS」「東京女子流」「AeLL.」のメンバーも登壇し、「私服の写真もあるので楽しみにしていてください」「いい意味で期待を裏切っていきたい」などとアピールしていた。

　また、東京・台場で開催中のフジテレビの夏イベント『お台場合衆国』と連動して本日より開始する事前登録イベントを8月15日から17日までの3日間、開催する。出演アイドルのライブやトーク、ゲーム特性オリジナルトレーディングカード配布などを行う予定。