クリストファー・ノーラン監督の『バットマン』シリーズ3部作の最終章となる『ダークナイト ライジング』が20日の全米公開を目前に控え、前売り券のみで興行収入2500万ドルを突破したことがわかった。前作は公開時のオープニング成績が1億5840万ドルで全米2位。現地の興行関係者によると、前作を凌いで今回は1億8500万〜1億9500万ドルを記録すると予測した。

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　昼間は大企業のトップを務め、夜はランボルギーニでパーティに繰り出し、美女たちとの派手な夜を楽しむブルース・ウェイン。だが、彼の本当の姿は、犯罪者たちを恐怖で打ちのめす闇の騎士・ダークナイト「バットマン」。前作では、理由も目的もなくただ犯罪と破滅を楽しむ男・ジョーカーとの闘いが描かれたが、新作ではさらに凶悪な敵と立ち向かう。

　3作品すべて演じてきたクリスチャン・ベールは、作品のテーマとダークナイト（バットマン）の心境の変化を改めて振り返り、「彼は自分に生きる目的を与えていたそのひとつのことを失っている……だが、ゴッサムシティと彼自身にとっての新たな脅威が現れ、彼はそれと立ち向かわざるを得なくなるんだ」と語った。

　同作の日本公開は28日だが、これに先駆けてあすよりTVスポット映像「ストーリー」篇が解禁。ここではダークナイトの死を彷彿させる意味深なシーンが盛り込まれている。25日には、監督・脚本・製作を務めたノーランと、キャットウーマンを演じたアン・ハサウェイ、そしてジョゼフ・ゴードン＝レヴィット来日し、東京国際フォーラムにてジャパンプレミアを開催予定。

　映画『ダークナイト ライジング』