俳優の佐藤健、武井咲らが27日、東京・六本木ヒルズで行われた映画『るろうに剣心』（8月25日公開、大友啓史監督）の完成披露イベントに登場。主演の佐藤や共演の蒼井優、青木崇高らも出演したNHK大河『龍馬伝』を束ねた“大友組”に初参加となったヒロイン・武井を気遣う場面があったといい、佐藤は「武井さん、ちょっと偏食で…食べられるお店探してました」と暴露。すると武井は「だって、最初すっぽんだったんですよ。ハードル高くないですか!?」と苦笑いだった。

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　高荷恵を演じた蒼井は、4ヶ月にわたった収録を「チームワークは『龍馬伝』でできあがってた。『龍馬伝』から引き続き（出演）の人も多かったから」と振り返る一方で「武井さんとやったことのない人がほとんどだったから、1日も早く…ね」と、武井とコミュニケーションを深めることに努めた様子を紹介。すると佐藤が武井の偏食傾向を明かし、蒼井も「結果、うどんがあれば大丈夫ってなった」と同調した。

　初の映画主演に佐藤は「見たことのない映画ができた」と力説。さらに「映画界の中でも大きな事だと思う。その世界観にいられることは心から幸せ」と大友監督を讃えると、斎藤一役の江口洋介も「どんなに期待しても、裏切らないすごい映画」と念押しした。

　同作は、『週刊少年ジャンプ』（集英社）で1994年から99年まで連載された和月伸宏氏による人気漫画を初の実写化。幕末に人斬り抜刀斎と恐れられた伝説の剣客・緋村剣心を演じた佐藤は、会場に敷かれたレッドカーペットを歩き「すごく幸せ」と会心の笑み。「子供の頃から漫画を読んで、アニメも観ていて剣心の理想像があったので、（自分なりの）理想の剣心像を演じさせてもらいました」と役作りの想いを語っていた。

　完成披露イベントにはそのほか、鵜堂刃衛役の吉川晃司、相楽左之助役の青木、明神弥彦役の田中偉登も登壇した。