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劇場版『NARUTO』、入場者特典に制作費約1億円のDVD

 人気コミック『NARUTO−ナルト−』の劇場版アニメ最新作『ROAD TO NINJA −NARUTO THE MOVIE−』(7月28日公開)の劇場入場者特典に、期間およそ2ヶ月、費用約1億円をかけて制作されたDVDが付くことがわかった。DVDが特典になるのは映画史上初で、原作者・岸本斉史氏が作品の構想や今後の展開を明かすロングインタビュー、原作の画をCG合成したモーションコミックなど全34分の映像が収録されており、先着150万人に配布する。

劇場版『NARUTO-ナルト-』主題歌を務めるASIAN KUNG-FU GENERATION(写真上)

劇場版『NARUTO-ナルト-』主題歌を務めるASIAN KUNG-FU GENERATION(写真上)

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 今回の劇場版では岸本氏が自ら企画、ストーリー、キャラクターデザインを手がけるなどフル参戦。主人公のNARUTOが、死んだはずの両親とともに悪と戦うオリジナルストーリーを展開し、作者自ら「僕にしか描けないNARUTO映画です」と力を込める。

 通常、週刊連載を抱える作家がこういった原作以外の映画のプロモーションなどに積極的に参加することは珍しく、今回の劇場版への愛情は相当なもの。同DVDにはインタビュー、モーションコミック、さらに映画公式Twitterで募集したファンから質問に岸本氏が答える「一問一闘」、作画風景も収録し、現在編集は最終段階に入っている。

 主題歌は、4人組ロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲「それでは、また明日」(7月25日発売)を起用。2003年に「遥か彼方」がオープニングに起用されて以来9年ぶりの再タッグで、ボーカル・後藤正文は「NARUTOのお陰で、南米やヨーロッパ、アジアでも僕らの音楽を聴いてくれるファンが現在でも沢山います。選んでいただき、とても光栄です」と喜びをあらわにしている。一方、彼らの起用を希望した岸本氏も「この映画はこの曲が入ることによって初めて完成したと思っています!」と、太鼓判を押した。

 1999年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートし、連載から13年を経た今も多くのファンを持つ同作。コミックは国内発行部数が累計1億2千万部を突破し、主人公・うずまきナルトは2006年に『NEWS WEEK日本版』で「世界が尊敬する日本人100」にアニメキャラクターとして選出されるなど、海外からも高い支持。現在は世界各国で翻訳され、全80ヶ国以上の国・地域で放映されるなど、日本を代表するアニメ作品の1つとなっている。
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