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中井貴一、本編より面白いナビゲーター挑戦中

 7月スタートのフジテレビ系ドラマ『東野圭吾ミステリーズ』(毎週木曜 後10:00)で、ナビゲーターに初挑戦する俳優の中井貴一が5月31日、横浜市内で取材に応じた。人気作家・東野圭吾氏の短編作品を11話厳選し、週替わりの主演とストーリーでドラマ化。中井は全11話を通して番組の冒頭と終わりに登場し、ドラマ仕立てで進行していく。毎回、本編のさわりに触れ、上手いオチをつけながら、最終的に本編とは別のミステリー“ミニ”ドラマが1本出来上がる仕掛けになっており、中井は「本編のテイストは崩さずに、打倒! 本編」と気炎を上げた。

フジテレビ系ドラマ『東野圭吾ミステリーズ』でナビゲーターに初挑戦する中井貴一 (C)ORICON DD inc.

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 ナビゲーターパートでは、架空のミステリー雑誌の編集部を舞台に、中井が演じる編集長・倉敷の死亡事件が発生。倉敷の幽霊が語り手となり、自らの死の真相が徐々に明らかになっていくストーリーが展開する。役柄について中井は、「倉敷という男は、自分では家族にも部下にも愛されていると思っているが、実は嫌われ者だった男。人間のおぞましさや苦しさ、なぜ私がキャスティングされたのかと思ってしまったほど、せつないキャラクター」と自嘲気味に語るが、ナビゲーターパートだけでも「面白くなると思います」と意欲十分。

 本編は、11人の主演俳優が週替わりで登場し、シリアスあり、コメディータッチあり、ホラーテイストありと、毎回異なる東野ワールドを繰り広げる。第1話は唐沢寿明主演の「さよならコーチ」、第2話は松下奈緒主演の「エンドレス・ナイト」、第3話は観月ありさ主演の「レイコと玲子」、第4話は反町隆史主演の「甘いはずなのに」、第5話は長澤まさみ主演の「シャレードがいっぱい」(以降、後日発表)。

 「打倒!本編」と意気込む中井だが、本編キャストの顔ぶれについては、「これでお客さんが観ないようだったら、もうドラマは作らない方がいいんじゃないかと思うほど。相当すごいメンバーがそろっている」と自信たっぷりアピールしていた。

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