きょう26日放送のテレビ朝日系ドラマ『土曜ワイド劇場　アナザーフェイス』（後9：00）に男女7人組グループ・AAAが出演する。主演俳優・仲村トオルが、『棘の街』（昨年6月、同局系で放送）に続き、人気作家・堂場瞬一氏の警察小説に再び挑んだ作品。仲村演じるイクメン刑事・大友鉄が、複雑な誘拐事件のからくりを暴いていく物語の中で、誘拐犯は身代金の受け渡し場所としてAAAのコンサート会場を指定してくる。

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　ドラマでは、会場内で身代金の受け渡しが行われることや、捜査員が張り込んでいることを知ってか知らずか、コンサートは予定通り始まり、AAAが登場。ライブの定番曲「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」で観客がタオルを振り回して熱狂する中、刑事たちが犯人の手がかりを探し回るシーンが描かれる。AAAのファンはもちろん、サスペンスドラマのファンにも臨場感あふれる緊迫したシーンが楽しめる。

　今回のAAAの出演は、AAAのコンサート中にドラマの撮影を行ったわけでも、ドラマの撮影用にAAAがコンサートをしたわけでもなく、昨年夏に行われたライブイベント「a-nation for Life」にAAAが出演した際のライブ映像を借用する形で実現した。今年35周年を迎える『土曜ワイド劇場』の歴史を振り返っても、異例の試みとなっている。

　同作で仲村が演じる大友は、総務課に勤める元捜査一課の刑事。2年前、妻に先立たれたのをきっかけに自ら異動を申し出て、仕事と育児の両立を目指している役どころだ。そんな大友に、かつての上司から誘拐事件の捜査に加わるよう異例の要請が出される。事件の被害者は6歳になる銀行員の息子で、1億円の身代金を要求していた。

　大友の一人息子・優斗には人気子役の鈴木福、大友と誘拐捜査でコンビを組む柴刑事にお笑い芸人の木村祐一、同期の刑事に六角精児、元上司に宇崎竜童、義母に吉行和子らが出演する。

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