人気アイドルグループ・AKB48の前田敦子が13日、映画評論家らが優れた人材や作品を表彰する『第21回 日本映画批評家大賞』で新人賞を受賞し、東京・調布で行われた授賞式に出席。同グループの卒業を控える前田は、今後の本格的な活動について「歌も同じ表現するものとしてやっていきたい。もちろん、女優さんも目指して頑張りたい」と2足のわらじで勝負していくことを語った。

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　主演映画『もしも高校野球の女子マネージャーが「ドラッカー」のマネジメントを読んだら』での演技が評価された前田は「人生で初めての映画主演で、調布の日活撮影所に初めて来た。そしてこの素敵な賞でこうして戻ってこれて嬉しい」とトロフィーを手に調布凱旋を喜んだ。

　卒業時期は未定ながらも、今後の活躍が期待される前田は「まだまだ知りたいこと、努力したいことがたくさんある。1つでも多くのことを吸収して、後悔しないように頑張りたい」と抱負。また、大の映画好きという前田は「現実逃避したい時は、恋愛モノやラブコメとか、自分が知らない世界のものを見てる」と、“恋愛禁止”ならではの“息抜き”を明かして笑いを誘った。

　同賞は、映画評論家の故水野晴郎さんによる呼びかけで『日本映画批評家大賞実行委員会』が構成し、1991年に第1回を開催。現役の映画評論家らが独自の目線で表彰し、日本映画文化の向上につなげていく。