俳優の唐沢寿明が出演する日本・中国・韓国、3ヶ国共同制作連続ドラマシリーズ『Strangers6』が、有料BS放送・WOWOWと地上波・フジテレビの2局で同時期に一挙放送される。この史上初の試みが、きょう26日の深夜からフジテレビでスタートするのに先立ち、東京・お台場のフジテレビ内で唐沢、韓国俳優オ・ジオ、中国俳優ボウイ・ラムと飯田譲治監督、メインテーマ曲を手がけたギタリストの布袋寅泰が会見した。
同作は、3ヶ国の6人の男女が私情を越え、国籍を越えて力を合わせ、時には反目し合いながらも友情を育て、アジアの人々を守るために命を懸けて戦っていくサスペンス・アクション。原作・脚本から作り上げた飯田監督は「3年前から準備して、台本に書いていたことに近いことが現実に起きてしまったりもしたが、やっとフジテレビの深夜放送までたどり着きました。いろんなエキサイティングな経験もできて、今、幸せな気持ちです」と感無量な様子だった。
出演した3人は、猛暑の中で行われた撮影時の苦労話などで旧交を温めた。オ・ジオは唐沢について「僕にとって本当のお兄さんのような存在でした。一緒にお仕事をして見習うべき所がたくさんありました。韓国の大俳優アン・ソンギさんに雰囲気が似ていると思いましたし、共演できて光栄でした」。
ボウイ・ラムは「撮影していた時は、夢を見ているようだった。それもホットな夢。ホットには一番暑い時に撮影していたという意味もあって、本当に大変でしたね。そんな中で、唐沢さんとオ・ジホさんのアクションは素晴らしかった。とても印象に残っています」。
お兄さんのようで、アクションも素晴らしいと褒められっぱなしの唐沢は、「40度近い炎天下で、意識ももうろうとしてきて、最後は笑っちゃうくらい大変でした」と過酷な現場だったことを強調。劇中では、困難に立ち向かっていく精悍な男の顔を見せるが、「暑いとそういう顔になる」と毒づいて笑い話にした。
それでも、「カーアクションとか、日本での撮影はまず無理ですね。でも、1回経験しちゃうとね…」と忘れがたい経験になったよう。唐沢は「僕らが仕事して、残る財産といったら経験。経験して培ってきたものが演技にも出るし、それは本を読んで身に付くものではない。自分にとって新しいことには、何歳になってもチャレンジしていくべきだと思いました」と作品への深い思いを語っていた。
飯田監督は後半の見どころについて「ナショナリズムと個人がテーマ。例えば、目の前に中国人の友達がいるのに、中国と政治的に戦わなければならなくなった時、個人のパーソナリティはどのように揺れるのか。日本、中国、韓国のそれぞれの立場をクールに造りあげていきました。視聴者も自分の身に置き換えてナショナリズムって何だろう、パーソナリズムって何だろうと考えてしまうような展開になっています」と語っていた。
★フジテレビ
3月26日(月)深1:35〜(第1話〜第3話)
3月27日(火)深0:35〜(第4話〜第6話)
3月28日(水)深3:00〜(第7話〜第9話)
★WOWOW
4月8日(日)深0:30〜(第1話)
4月9日(月)深1:00〜(第2話〜第3話)
4月10日(火)深1:10〜(第4話〜第7話)
4月11日(水)深夜1:30〜(第8話〜第11話)
同作は、3ヶ国の6人の男女が私情を越え、国籍を越えて力を合わせ、時には反目し合いながらも友情を育て、アジアの人々を守るために命を懸けて戦っていくサスペンス・アクション。原作・脚本から作り上げた飯田監督は「3年前から準備して、台本に書いていたことに近いことが現実に起きてしまったりもしたが、やっとフジテレビの深夜放送までたどり着きました。いろんなエキサイティングな経験もできて、今、幸せな気持ちです」と感無量な様子だった。
出演した3人は、猛暑の中で行われた撮影時の苦労話などで旧交を温めた。オ・ジオは唐沢について「僕にとって本当のお兄さんのような存在でした。一緒にお仕事をして見習うべき所がたくさんありました。韓国の大俳優アン・ソンギさんに雰囲気が似ていると思いましたし、共演できて光栄でした」。
ボウイ・ラムは「撮影していた時は、夢を見ているようだった。それもホットな夢。ホットには一番暑い時に撮影していたという意味もあって、本当に大変でしたね。そんな中で、唐沢さんとオ・ジホさんのアクションは素晴らしかった。とても印象に残っています」。
お兄さんのようで、アクションも素晴らしいと褒められっぱなしの唐沢は、「40度近い炎天下で、意識ももうろうとしてきて、最後は笑っちゃうくらい大変でした」と過酷な現場だったことを強調。劇中では、困難に立ち向かっていく精悍な男の顔を見せるが、「暑いとそういう顔になる」と毒づいて笑い話にした。
それでも、「カーアクションとか、日本での撮影はまず無理ですね。でも、1回経験しちゃうとね…」と忘れがたい経験になったよう。唐沢は「僕らが仕事して、残る財産といったら経験。経験して培ってきたものが演技にも出るし、それは本を読んで身に付くものではない。自分にとって新しいことには、何歳になってもチャレンジしていくべきだと思いました」と作品への深い思いを語っていた。
飯田監督は後半の見どころについて「ナショナリズムと個人がテーマ。例えば、目の前に中国人の友達がいるのに、中国と政治的に戦わなければならなくなった時、個人のパーソナリティはどのように揺れるのか。日本、中国、韓国のそれぞれの立場をクールに造りあげていきました。視聴者も自分の身に置き換えてナショナリズムって何だろう、パーソナリズムって何だろうと考えてしまうような展開になっています」と語っていた。
★フジテレビ
3月26日(月)深1:35〜(第1話〜第3話)
3月27日(火)深0:35〜(第4話〜第6話)
3月28日(水)深3:00〜(第7話〜第9話)
★WOWOW
4月8日(日)深0:30〜(第1話)
4月9日(月)深1:00〜(第2話〜第3話)
4月10日(火)深1:10〜(第4話〜第7話)
4月11日(水)深夜1:30〜(第8話〜第11話)
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2012/03/26