東京ビッグサイトで開催された『東京国際アニメフェア』で25日、東日本大震災の復興支援活動の一つ『東北アニメDEエール』の一環で、仏アニメーション映画界の鬼才、ミッシェル・オスロ監督の最新作『夜のとばりの物語』が日本初上映された。
オスロ監督は、日本語吹替版の声優・坂本真綾と舞台あいさつに登場。会場には東京で避難生活を送っている人たちも多数招待されており、オスロ監督は「面白い物語と美しい映像をお届けして、世の中にはまだまだいいことはあるということを伝えられたら。それぞれ、今できることをしていきましょう」とメッセージをおく送った。
オスロ監督は初の長編作品『キリクと魔女』(1998年)、『アズールとアスマール』(2006年)などのヒット作で知られるアニメーション作家。同作は繊細な切り絵をシルエットにして動かした影絵アニメーションに、立体3Dという新たな技術を前向きに取り入れた作品。もともとはテレビシリーズ用に制作され、劇場用にシリーズから5本、新作11本を追加し、3D作品としてフランスで昨年公開された。監督特有のエキゾチックな色彩描写と影絵の黒で強烈なコントラストが生み出され、より一層鮮やか、かつ繊細に物語を彩る。
「アニメーション監督として活動し始めた頃、金銭的に余裕がなくて、黒い紙とハサミとランプを使って作品を作っていた。ある程度の名声と金銭的余裕のある今、あえてこの手法を選んだのは、シルエットは非常に省略されているが、とても力強い表現ができる」と魅力をアピールした。
坂本も「色彩が豊かで、その美しさには目を見張ります。シルエットになっていて見えない部分を想像する楽しみがある。想像力をかきたててくれる映画です」と感想を述べた。
夜な夜な好奇心旺盛な少年と少女が、古い映画館で映写技師とともに6つの愛の物語を紡ぎ出す。物語ごとに異なる役に扮する少女を坂本、相手役の少年を逢笠恵祐が演じるほか、俳優の西島秀俊がアニメ作品の声優に初挑戦している。
『夜のとばりの物語』は三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーの提供で、6月30日(土)より東京・新宿バルト9にて公開、全国で順次公開される。
オスロ監督は、日本語吹替版の声優・坂本真綾と舞台あいさつに登場。会場には東京で避難生活を送っている人たちも多数招待されており、オスロ監督は「面白い物語と美しい映像をお届けして、世の中にはまだまだいいことはあるということを伝えられたら。それぞれ、今できることをしていきましょう」とメッセージをおく送った。
オスロ監督は初の長編作品『キリクと魔女』(1998年)、『アズールとアスマール』(2006年)などのヒット作で知られるアニメーション作家。同作は繊細な切り絵をシルエットにして動かした影絵アニメーションに、立体3Dという新たな技術を前向きに取り入れた作品。もともとはテレビシリーズ用に制作され、劇場用にシリーズから5本、新作11本を追加し、3D作品としてフランスで昨年公開された。監督特有のエキゾチックな色彩描写と影絵の黒で強烈なコントラストが生み出され、より一層鮮やか、かつ繊細に物語を彩る。
「アニメーション監督として活動し始めた頃、金銭的に余裕がなくて、黒い紙とハサミとランプを使って作品を作っていた。ある程度の名声と金銭的余裕のある今、あえてこの手法を選んだのは、シルエットは非常に省略されているが、とても力強い表現ができる」と魅力をアピールした。
坂本も「色彩が豊かで、その美しさには目を見張ります。シルエットになっていて見えない部分を想像する楽しみがある。想像力をかきたててくれる映画です」と感想を述べた。
夜な夜な好奇心旺盛な少年と少女が、古い映画館で映写技師とともに6つの愛の物語を紡ぎ出す。物語ごとに異なる役に扮する少女を坂本、相手役の少年を逢笠恵祐が演じるほか、俳優の西島秀俊がアニメ作品の声優に初挑戦している。
『夜のとばりの物語』は三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーの提供で、6月30日(土)より東京・新宿バルト9にて公開、全国で順次公開される。
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2012/03/26