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【後編】『妖怪人間』の脚本家・西田征史氏がオリジナル舞台上演 〜関ジャニ・丸山を「ダメ男にします」

 昨年のドラマ界で大きな注目を集めた『妖怪人間ベム』の脚本を手掛けた西田征史氏が、この春3年ぶりに舞台でオリジナル作品を上演する。主演に人気グループ・関ジャニ∞丸山隆平を起用した舞台『BOB』の公演を目前に控えた西田氏に、ORICON STYLEは単独インタビューを敢行。新作の見どころ、演者への思いを語ってもらった。

オリジナル作品の上演に向け、意欲を語る西田征史氏 (C)ORICON DD.inc

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オリジナルを見せたいと力強く語る西田氏が、3年ぶりに書き下ろした同作は、二人芝居ならぬ、三人芝居でハイテンションなラブコメディを展開。売れない芸人の主人公(丸山)が、倦怠期に突入した妻(平愛梨)から三行半を突きつけられるも、離婚を切り出した妻の方が交通事故に遭い……物語が転がっていく。3人目の登場人物は、売れない相方としてコントユニットのラーメンズ片桐仁が決定している。

 すでに片桐とは何度も作品を共にしているが、丸山と平は初タッグとなり、なかでも平は同作で初舞台となる。その起用理由について「初めてご一緒する二人を迎えて若干の緊張感はありますが、いける! という確信はあります。平さんは初舞台ですが、そのフレッシュさが今まで舞台を重ねてきた片桐君や丸山君にいい刺激を与えてくれるんだと思ってます」と、その伸びしろに多いに期待を寄せているようだ。

 丸山については「去年、彼の舞台を観て、すごく気になる存在だったんです。実際の彼は人の顔色や感情の揺れをみて、気持ちを察しようとする配慮ができる人。そんな几帳面な部分を持ちながら、しっかりしている男前な一面もあるんですよね。ただし、今回はその男前をあえて壊したい(笑)。売れない芸人役として結構だらしない男というか、“こんな丸山君見たことないな”っていうダメ男ぶりを引きだします」と、楽しそうに語る。

 同作のキャストは3人だが、一人二役を演じるので登場人物は総勢6人。「とにかく構造で見せるお話を作りたかったです」という言葉どおり、もう1組の3人がどのような役柄かは明かされていないが、「ちょっとした仕掛けを用意しているので、楽しんでいただけると思います」と、胸を張る。

 「僕は、普段は舞台になじみのない方でも、分かりやすく楽しんでもらえる作品作りをと考えています。テレビや映画とは違って、目の前で役者が泣いて笑ってという感情の揺れを、生で楽しんでもらえたら。最後まで観てもらえたら、笑顔で帰っていただけると思います」。

 舞台『BOB』は東京・グローブ座にて4月27日から5月21日まで、大阪・サンケイホールブリーゼでは5月24日から29日まで上演。

【前編】西田氏が脚本家として明かす「実写化への思い」
>>【写真】インタビューに答える西田征史氏

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  • オリジナル作品の舞台『BOB』上演に向け、意欲を語る西田征史氏 (C)ORICON DD.inc
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