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映画『ベルセルク』パート2は一気にダークで不穏な雰囲気へ突入

 漫画家・三浦建太郎氏が20年以上に渡って連載を続ける長大な物語『ベルセルク』(白泉社『ヤングアニマル』)の全てを映像化する壮大なサーガプロジェクトが2月に開幕。ファンの間で最も人気が高い“黄金時代篇”を3部作構成で映画化し、順次公開していくパート2『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』が6月23日(土)より全国公開される。先に公開されたパート1『覇王の卵』は序の口で、原作の“ダークファンタジー”の要素は薄かったが、いよいよパート2で本格的に、ダークで不穏な雰囲気の世界へ、踏み込んでいく。

パート1の爽やかなビジュアルから一転、冬に公開されるパート3のクライマックスに向かって、破滅への運命の扉が開かれる(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS

パート1の爽やかなビジュアルから一転、冬に公開されるパート3のクライマックスに向かって、破滅への運命の扉が開かれる(C)三浦建太郎(スタジオ我画)・白泉社/BERSERK FILM PARTNERS

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 同作は、中世ヨーロッパを下敷きにした「剣と魔法の世界」を舞台に、巨大な剣をふるって戦う主人公の剣士・ガッツの果てしない旅を、愛憎や渇望、絶望といった激しい感情が渦巻く複雑な人間模様とともに描く壮大な物語。その中にある“黄金時代篇”は、ガッツと、屈強の傭兵部隊・鷹の団を束ねる美少年グリフィスの成功と希望に満ちた、まさに“黄金時代”だ。

 パート1では、自分の剣だけを頼りに生きてきたガッツが、グリフィスとの決闘に敗れ、鷹の団に入団。戦場で圧倒的な強さを発揮し、団員から次第に慕われるようになっていくガッツと、彼らによって戦功を挙げ、ミッドランド王国の正規軍にまで上り詰めていくグリフィスの姿が描かれた。

 パート2は、それから3年後。切り込み隊隊長として、仲間からの信頼も厚いガッツ、したたかに出世していくグリフィス、そして鷹の団は、国王より難攻不落と言われるドルドレイ要塞の攻略の命が下る。ガッツの“100人斬り”を含め『ベルセルク』の醍醐味である迫力のある戦闘シーンが存分に楽しめる一方で、今後“鷹の団”に待ち受ける“破滅の運命”も動き出す。

 「他人の夢にすがることなく、自分の生きる理由は自らが定める。私にとって友とはそんな“対等の者”」。鷹の団入団から3年、壮絶な戦いを経てグリフィスの夢をともに追うことを使命としてきたガッツにとって、グリフィスのその言葉は衝撃だった。対等の友になるために、ガッツは退団を決意する。最愛の友となったグリフィスとの決闘と別れ、そしてグリフィスの拷問シーンなど、パート3のクライマックスに向かって、パート2は一気に展開する。

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