BSフジで昨年10月から放送中の『アドリブアニメ研究所』（毎週土曜　深夜0：30〜0：55）に主席研究員No.001役として出演している加藤英美里と、同No.002役として出演している福原香織が4日、都内で同番組初の公開収録を行った。通常のアニメでは、ストーリーを作り、映像を作り、そこに声優がアフレコで音声をあてて制作されるが、同番組では、台本のない状態から、声優たちがアドリブで演じたストーリーをアニメ化する、画期的な試みが行なわれている。

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　この日は、ゲスト研究員として数多くのアニメで主要キャラクターを演じてきた声優・高橋美佳子が“アドリブアニメ”に初挑戦。3枚のストーリーカードから1枚を引いて、ストーリーの流れを決め、後半は引き当てた「むちゃぶりカード」の “むちゃぶり”に従いながらストーリーを進行。集まったファンも“観客役”として参加した。

　「ぐーる、ぐる」とEXILEの「Choo Choo TRAIN」ダンスをイメージさせるようなアドリブや、AKB48さながらに「あいうぉんちゅー」と歌い出すなど、やりたい放題。福原が「お前どこ中だよ？」とヤンキーキャラに豹変するなど、終始笑いの絶えない収録となった。貫禄の勝負の強さを発揮した高橋からは「アドリブは人生の切り売り」という名言も飛び出した。「心の中の引き出しを開けていかないといけないから…」という高橋に、加藤と福原も「だからドッと疲れるんですよ」と我が意を得たりとはしゃいだ。

　初の公開収録を終えて、加藤は「お客さんの前では緊張しました！でも楽しくできたかなと思います。アニメの完成がすごく楽しみ」、福原は「お客さんがここぞという時に救ってくれて嬉しかったです。本当にお客さんあっての収録という感じになりました」と満足げに話していた。

　収録だけかと思いきや、加藤と福原がユニットを組み「かと＊ふく」名義で歌う同番組のオープニングテーマ「あっぱれ！瞬間積極剤」とエンディングテーマ「WONDERFULER」が2月8日に2枚同時発売されるのを記念してミニライブも行われた。ユニットを組んでからファンの前で生歌を披露するのは今回が2度目。2人はそれぞれのイメージカラー（加藤：ピンク、福原：ブルー）の衣装に着替えて再登場し、新曲を含む3曲を熱唱した。

　また、4月以降も同番組が継続して放送されることが発表され、2人は「もっと愛される番組にしていきたい」と意気込みを新たにしていた。本日の模様と完成したアニメは3月3日（土）深夜0：30〜0：55にBSフジで放送される。