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2011年映画興収、2000億円割れの1811億円 震災によるスクリーン減少も影響

 日本映画製作者連盟(映連)は26日、2011年(平成23年)の全国映画概況を発表した。総興行収入は過去最高を記録した2010年を約395億4000万円下回る1811億9700万円(前年比82.1%)、過去10年間の平均興行収入2000億円からも10%ほど下回る結果となった。興収1位は『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の96.7億円、2位『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の88.7億円、3位『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の68.6億円と続き、4位『コクリコ坂から』の44.6億円が邦画のナンバー1ヒット、5位が『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム ビクティニと白き英雄 レシラム』43.3億円。総動員数は1億4472万6千人で前年比83.0%だった。

2011年の興行収入1位を記録した『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』

2011年の興行収入1位を記録した『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』

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 2011年に日本国内で公開された作品は邦画441本(前年比+33本)、洋画358本(同+50本)の合計799本。興収の内訳は邦画が995億3100万円(構成比54.9%)、洋画が816億6600万円(同45.1%)と4年連続で邦画が洋画を上回った。減収の要因としては、上映館の減少(全73スクリーン、うち東日本大震災により現在も閉館・休館している劇場は40スクリーンに上る)に加え、2010年は3本あった100億円を超えのメガヒット作が2011年は1本も登場しなかったことも大きく影響している。

◆興収ベスト10は以下の通り。

1位:『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』96.7億円(洋画1位)
2位:『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』88.7億円(洋画2位)
3位:『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』68.6億円(洋画3位)
4位:『コクリコ坂から』44.6億円(邦画1位)
5位:『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム ビクティニと白き英雄 レシラム』43.3億円(邦画2位)
6位:『ステキな金縛り』42.8億円(邦画3位)
7位:『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』42.5億円(洋画4位)
8位:『SPACE BATTLESHIP ヤマト』41.0億円(邦画4位)
9 位:『GANTZ』34.5億円(邦画5位)
10位:『SP 革命篇』33.3億円(邦画6位)

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  • 2011年の興行収入1位を記録した『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
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