昨年の『第68回ベネチア国際映画祭』で最優秀新人賞を受賞した俳優の染谷将太(19)が24日、都内で行われた主演映画『生きてるものはいないのか』試写会後の舞台あいさつに出席した。作品名にちなみ“生きていると感じる瞬間”を聞かれ、「演技しているときはいっぱいいっぱいなので、ご飯食べてるときか、人と接している瞬間ですかね」と謙虚に答えた。 同作は『狂い咲きサンダーロード』(1980年)『逆噴射家族』(1984年)などで知られる石井岳龍監督の10年ぶりの長編作で、劇作家・前田司郎氏の同名戯曲を完全映画化。怪しい都市伝説が存在する大学を舞台に、18人の身に突如おとずれる不条理な“死”を、ユーモアなギャグや演出を交え描く。
2012/01/25