読売テレビほかで放送中の新作アニメ『輪廻のラグランジェ』（各放送時間は文末に記載）。今月8日から各地で放送が始まり、公式Twitterのフォロワー数が8000を超える反響に、高い注目がうかがえる。同作は、千葉県鴨川市を舞台に繰り広げられるロボットアニメ。物語の舞台に選ばれた鴨川市も「輪廻のラグランジェ鴨川推進員会」を設立し、地域振興の一環で全面的にバックアップしていることでも話題になっている。

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　鴨川女子高校・ジャージ部のたったひとりの部員で、困っている人がいたら放っておけない性格の京乃まどかが、ある任務で地球にやってきた美少女ラン、別の目的で地球に潜入したムギナミとともに、鴨川の海と町を守るため、ロボットに乗って宇宙から来襲する敵と戦うストーリー。

　同作では鴨川市の前原横渚海岸や魚見塚展望台・女神像、鴨川松島などのロケーションを忠実に描写。アニメ・ゲームの舞台になった地域をファンが訪れる“聖地巡礼”が全国的なブームになる中、鴨川市も観光客誘致に気合が入る。鴨川随一の眺望ほこる魚見塚展望台はリニューアルオープンしたばかり。早春の観光の目玉の一つである約7000坪の敷地いっぱいに広がる菜の花畑を楽しむ「菜な畑ロード」も整備され、2月には『ラグりん』のフォトスポットもお目見えする。

　作品としてのクオリティも確か。原作・制作協力として『攻殻機動隊』シリーズなどを手掛けたプロダクションI.Gが参加。ロボット・デザインは自動車メーカーの日産自動車グローバルデザイン部が手がけた。同社の所属デザイナー・モデラー60人が参加する社内コンペが開催され、大須田貴士氏のデザイン案が主役機として選ばれた。主人公の少女たちが搭乗するロボット“ウォクス”シリーズはすべて大須田氏がデザインしている。「リアルロボットアニメにおける主役機としての存在感」と「プロダクトデザインとしてのリアリティ」という二律背反するコンセプトをとことん追求した自信作となっている。

【放送チャンネル】
読売テレビ（毎週月曜　深1：44〜）／TOKYO MX（毎週日曜　後10：00〜）／チバテレビ（毎週火曜　深夜1：30〜）／札幌テレビ（毎週月曜　深1：43〜）／中京テレビ（毎週火曜　深夜2：44〜）／福岡テレビ（毎週月曜　深夜2：04〜）

【配信】
バンダイチャンネル（毎週日曜　後10：00〜、有料会員3日間先行配信後、1週間無料配信）／ニコニコ動画（毎週水曜　深0：00〜、毎週日曜　正午より再配信）