2012年01月12日 09時00分
映画『ロボジー』(1月14日公開)でロボット開発部3人組の窓際社員を演じる俳優の濱田岳(中央)、川合正悟(左)、川島潤哉(右) (C)ORICON DD inc
『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』などを生んだ矢口史靖監督のオリジナルストーリー(C)2012 フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャー�;
映画『ロボジー』で窓際社員を好演 濱田岳・川合正悟・川島潤哉
『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』など数々のヒット作を世に送り出してきた矢口史靖監督の最新作『ロボジー』が、1月14日(土)より全国公開される。今作のテーマは「ジジイとロボット」。家電メーカーの窓際社員3人組は、ワンマン社長から二足歩行ロボット“ニュー潮風”の開発を命じられていた。しかし、発表の場である“ロボット博”直前に大破。その場しのぎで、73歳のおじいちゃんを中に入れて出場したことから始まる、奇想天外だが心温まるオリジナルストーリーだ。
主人公のおじいちゃん鈴木重光役を五十嵐信次郎(ミッキー・カーチスの名でミュージシャンとして活躍)が演じ、ロボット開発部3人組の窓際社員が物語を転がしていく。そんなトリオを演じたのは、俳優の
濱田岳(23)、お笑いコンビ・
Wエンジンのチャン・カワイこと川合正悟(31)、俳優の
川島潤哉(32)。壊れたロボットの中に人間を入れて誤魔化そうなんて、3人寄れば文殊の知恵? 「いやいや、悪知恵でしょう」と失笑したのは首謀者・小林弘樹を演じた濱田。「3人の中ではリーダー的な存在ですが、しっかり者のように見えて、実は全く頼りにならない。やることなすこと何かズレている男です」。
ひとつの嘘をつき通すために、3人は“ニュー潮風”=鈴木さんに振り回されることになり、一層苦しむことになる。川島が演じる長井信也はもともとは梱包担当で、問題が起こるたびに壊滅的な言葉を口にするネガティブ思考の男。川島自身も「ニュー潮風のことは、いまだに愛せないですね」と芝居の域を超えてトラウマになってしまったようだ。映画の宣伝的に問題ないかと聞くと「事実ですから、仕方ない。もう、隠しごとはやめましょう。むき出しでいきましょうよ、川合さんのように(笑)。撮影中は本当に大変でしたから。でも映画同様、最後には好きになれると思います」。
もともと洗濯機の営業担当だった太田浩二役の川合は劇中で、メタボ気味のお腹をむき出しに。「あのお腹はCGです。嘘です(笑)。自(分の)腹です。すみません」。川合は、同作が映画初出演、俳優デビュー1作目となる。「僕は役作りも何も…。監督にそのままで行けと言われたので、素の自分がむき出しです(笑)」。
ロボット先進国と言われる日本で、「この映画を見ると、ロボットって何なんだろうって思うんじゃないかな。ロボットなのに人間ぽさを求めているところもあるし」と濱田。“ニュー潮風”というロボットから透けて見えるのは、生きているおじいちゃんであり、人のあたたかさだ。劇中には日本が世界に誇る形や機能もさまざまなロボットたちも各所に登場するが、川合は「そこまでロボットに頼って便利な世の中にならなくてもいいんじゃないかと思います。人と人とのつながりが何より大切ですからね。ところで、ニュー潮風は何のロボットなんだ? 何の役に立つの?」。川島が答える。「企業広告用だよ。“ニュー潮風”は人間ぽいけど、一応はロボット」。
3人の中では最年少の濱田が「映画の中にもロボット好きな人たちと、ロボットにあまり興味がない人たちが登場するし、映画を観てくれる人も、ロボットに興味を持つ人もいれば、人間ドラマとして捉える人もいて、人それぞれ捉え方も違ってくる作品だと思う」とまとめると、年長の川島、川合も異論なしだった。