歌手の和田アキ子が29日、東京・渋谷のNHKホールで35回目の出場となる『第62回NHK紅白歌合戦』のリハーサルに臨んだ。川中美幸、天童よしみとともに“浪花のKARA”にも扮する和田は「私はへそ出し大丈夫だけど、他の二人はどうでしょう？　みんなで国籍や年齢、性別関係なくやりたい」と意欲的に語った。

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　本番では過去最高額の衣装といい「全身全霊で歌いたい」と気合十分。和田の前に長渕剛が中継で出演することから「長渕くんの演奏が長引いたら？ ま〜、長渕くんは読めないからな〜。でも、それを決めたのはNHKさん。自分は自分のテンポで歌うので、後の方たちでなんとかしていただけたら」とリラックスムードだった。

　震災後はイベントの自粛活動などが続いたが、和田は「35年で一番高い衣装にした。さすが紅白というのを感じて欲しい。来年は幸せが来るようにと思い、ゴールドをかけました」と、あえて縮こまらずに明るい話題を振りまく存在としてステージに立つと表明した。

　昨年、NHKホール到着寸前で追突事故に遭い、首を痛めた状態で紅白に臨んだ和田だが「今年は万全です。おとといから酒も断ってる」とガッツポーズ。東日本大震災をはじめ、水害など災害が多かった今年を振り返り「いろいろあったなかで、紅白で歌えるという嬉しさや、ありがたみを感じてる」と歌手冥利に尽きるといった様子だった。

　『第62回NHK紅白歌合戦』は「あしたを歌おう。」をテーマに31日午後7時15分から午後11時45分まで放送（途中、5分間のニュース中断あり）。これまでの対戦成績は紅28勝、白33勝。

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