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2012年は『ベルセルク』イヤー、3部作の連続公開決定 史上初の試み

 『ヤングアニマル』(白泉社)で不定期連載中の三浦建太郎の人気漫画の映像化プロジェクト、『ベルセルク 黄金時代篇』3部作(窪岡俊之監督)が、2012年中に3本連続公開されることが決まった。同作は、戦乱で荒廃した架空の中世のファンタジー世界を舞台に、剣士・ガッツが巨大な剣で壮絶な運命を切り開いていくダーク・ファンタジー巨編。2月4日公開の『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』に続いて、『黄金時代篇II ドルドレイ攻略』は6月、『黄金時代篇III 降臨』も同年内に公開される。完全新作の長編劇場作品が1年内に3本連続上映されるのは史上初の試みとなる。

『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』2012年6月公開決定

『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』2012年6月公開決定

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 過去には、『タッチ 背番号のないエース』(1986年4月12日)、『タッチ2 さよならの贈り物』(1986年12月13日)、『タッチ3 君が通り過ぎたあとに』(1987年4月11日)と、『機動戦士ガンダムI』(1981年3月14日)、『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』(1981年7月11日)、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 』(1982年3月13日)の例もあるが、いずれもTVシリーズがベースになっていた。

 『ベルセルク』の場合、もともと『黄金時代篇』は大長編1本を想定して進んでいたプロジェクトだった。しかし、世界観を描ききるため、コンテを切る段階で長編三部作へと膨らんでいき、第一部1114カット、第二部1257カット、第三部1591カットと、全篇総カット数3962カットという大ボリュームとなり、3本に分けて公開されることになった。

 さらに、連作の劇場版アニメは昨今珍しくないが、それらは各1時間未満の中編であることがほとんど。『ベルセルク 黄金時代篇』は、第一部が約80分、第二部が約100分、第三部に至っては約110分余りの長編となり、1年以内という短いスパンで全篇を楽しめる前代未聞の大作アニメーション作品となる。

 『黄金時代篇II ドルドレイ攻略』は、鷹の団の一大任務、ドルドレイ要塞攻略を中心に描く、一大戦争絵巻。グリフィスの夢に取り込まれる自分に気づき、対等の友となるため鷹の団を離れる決意をするガッツ。同時に、ミッドランド王国より鷹の団に、難攻不落のドルドレイ要塞の攻略を託される。ミッドランド王国正規軍として栄光を手に入れたかに見えた鷹の団。だが、全ては破滅への序章にすぎなかった…。

 『黄金時代篇III 降臨』は、三部作の完結篇にして、物語は一気にダーク・ファンタジーの深淵へ。ガッツたち鷹の団による救出も虚しく、夢を追う術を奪われ全てを失ってしまったグリフィス。そのとき、覇王の卵・ベヘリットがグリフィスの心の叫びに共鳴し、血の涙を流す。異界の門は開かれ、大いなる恐怖「蝕」が始まるのだった。

【動画】映画『ベルセルク 黄金時代編I 覇王の卵』予告編⇒


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