俳優の松田翔太が26日、東京・六本木ほかで開催中の『第24回東京国際映画祭』で主演映画『ハードロマンチッカー』(グ・スーヨン監督、11月26日公開)の舞台あいさつに出席した。松田は「下関に住んでいる在日韓国人の役を演じましたが、社会的なメッセージがあるわけでもなく、暴力的な描写を使った芸術を作ろうという想いに賛同して参加したいと思った」と作品に対する想いを熱弁。それでも、観客の大半が女性客であることに気づき、「女性の方多いですが、よくないなと思ったら出ちゃっても構わないので…、バイオレンスを感じてください」と急に弱腰になっていた。
同作は、山口県・下関を舞台に、外国人・警察・ヤクザと顔は広いが誰ともつるまない一匹狼の主人公・グーが、後輩が起こした事件をきっかけに暴力の連鎖に巻き込まれていく青春バイオレンス映画。松田は「最近、ネットなどで衝撃映像に慣れている自分がいて、どこか映画で交通事故をみたような、海の中でサメをみたようなそんな気分になれないかなって、暴力シーンの間を自分の中で感じながら演技をしてみました」とアグレッシブに作品と向き合った。
物語の軸となる事件のきっかけを起こすグーの後輩・辰役で共演する永山絢斗は「最近、なかなか見ないような男臭い、カッコいい映画が出来た。10代の頃に抱えていた煮え切らない悶々とした感じ、言葉では言い表せない空気感が台本にあふれていて、こういう作品に参加するのは自分にとっても挑戦だったが、楽しかった」と振り返った。
グーを執拗に追いかける刑事役で出演する渡部篤郎は「暴力が日常のすべてのような映画ですが、若い役者たちがそれだけではない繊細さを演じきった作品です。『ハードロマンチッカー』って、いまだにわけのわからないタイトルですが、それを感じ取っていただけたら」と話した。
タイトルの『ハードロマンチッカー』は“ロマンチスト”ではないという。スーヨン監督は「うまく周りの人とやっていこうというのが人生の最大の目的じゃない人たち。そういうことよりも、もうちょっと大事なことがあると思って生きているんじゃないかと。映画を見る前に言うのも何ですが、“ハードロマンチッカー”になることはおすすめしません」。松田も「やさしくなりたい、やさしくしてほしい、やさしくしたい。でも“ハードロマンチッカー”はおすすめしないですね」と舞台あいさつでは異例ともいえる「おすすめしない」発言が続出して、苦笑いだった。
舞台あいさつには、ほかに俳優の遠藤要、主題歌「13 new ache」を歌うロックバンド・黒夢の清春、人時が登壇した。
同作は、山口県・下関を舞台に、外国人・警察・ヤクザと顔は広いが誰ともつるまない一匹狼の主人公・グーが、後輩が起こした事件をきっかけに暴力の連鎖に巻き込まれていく青春バイオレンス映画。松田は「最近、ネットなどで衝撃映像に慣れている自分がいて、どこか映画で交通事故をみたような、海の中でサメをみたようなそんな気分になれないかなって、暴力シーンの間を自分の中で感じながら演技をしてみました」とアグレッシブに作品と向き合った。
物語の軸となる事件のきっかけを起こすグーの後輩・辰役で共演する永山絢斗は「最近、なかなか見ないような男臭い、カッコいい映画が出来た。10代の頃に抱えていた煮え切らない悶々とした感じ、言葉では言い表せない空気感が台本にあふれていて、こういう作品に参加するのは自分にとっても挑戦だったが、楽しかった」と振り返った。
グーを執拗に追いかける刑事役で出演する渡部篤郎は「暴力が日常のすべてのような映画ですが、若い役者たちがそれだけではない繊細さを演じきった作品です。『ハードロマンチッカー』って、いまだにわけのわからないタイトルですが、それを感じ取っていただけたら」と話した。
タイトルの『ハードロマンチッカー』は“ロマンチスト”ではないという。スーヨン監督は「うまく周りの人とやっていこうというのが人生の最大の目的じゃない人たち。そういうことよりも、もうちょっと大事なことがあると思って生きているんじゃないかと。映画を見る前に言うのも何ですが、“ハードロマンチッカー”になることはおすすめしません」。松田も「やさしくなりたい、やさしくしてほしい、やさしくしたい。でも“ハードロマンチッカー”はおすすめしないですね」と舞台あいさつでは異例ともいえる「おすすめしない」発言が続出して、苦笑いだった。
舞台あいさつには、ほかに俳優の遠藤要、主題歌「13 new ache」を歌うロックバンド・黒夢の清春、人時が登壇した。
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2011/10/26