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草刈民代と役所広司が周防正行監督最新作で16年ぶりに共演

 興行収入29.5億円の大ヒットを記録した『Shall we ダンス?』(1996年)の周防正行監督と草刈民代役所広司の主演コンビの3人が16年ぶりに再結集し、新作映画(タイトル未定、2012年公開予定)を撮影中であることがわかった。

『Shall we ダンス?』以来16年ぶりに共演する草刈民代と役所広司

『Shall we ダンス?』以来16年ぶりに共演する草刈民代と役所広司

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 現役の法曹関係者でもある作家の朔立木(さくたつき)の『命の終わりを決める時』に収録されている小説『終の信託』が原作。ひとりの女性医師が重病の入院患者と真摯に向き合った末におこる事件を縦軸に、“愛するということ”“人と人とのつながり”、そして“命の尊厳とは何か”といった普遍的なテーマを含んだ大人のラブストーリー。

 草刈が演じるのは、不倫の果てに傷付きながらも自分の人生に誠実に向き合う女性医師・折井綾乃。「今回の作品は深いテーマを持つものであり、私にとっても大きな挑戦となります。劇映画は16年ぶりとなりますが、監督の思い描くイメージに届くように全力を尽くします」と意気込みを語る。

 役所は、綾乃に自分が安らかに死を迎えられるよう“最後の願い”を託す重病の入院患者・江木秦三役。「周防さんは、今一体何に興味を持って、どんな映画を映画ファンに観せたいんだろう? と目が離せない監督です。今回の台本にも驚かされました。素晴らしい台本です。頑張ります。また、草刈さんとは『Shall we ダンス?』以来で、とても楽しみにしています」。

 そのほか、綾乃の不倫相手の同僚医師・高井役に浅野忠信、江木に対する綾乃の医療行為に疑惑を抱く検察官・塚原役に大沢たかおの出演が決まっている。

 『それでもボクはやってない』(2007年)で、痴漢冤罪事件を題材に刑事裁判のシステムの現実を鋭く突きつけた周防監督が、新作では“事件”が起こるまでの過程やドラマをエンタテインメント性あふれる映画として描き出す。周防監督は「生死を扱う医療現場を舞台に、愛する人を失うかもしれない時、人はどう決断し、何によって裁かれるのか。心が引き裂かれるような大人のラブストーリーをお届けしたいと思います」と話していた。

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