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嵐・櫻井翔、現役大学生と本音トーク 学生時代の葛藤明かす

 人気グループ・櫻井翔(29)が27日、都内で行われた映画『神様のカルテ』トークイベントに出席。この日は櫻井が“特別講師”となり、会場に集まった現役大学生の悩みや不安を解消すべく就活指南を実施した。学生たちの率直な悩みや思いを聞いた櫻井は、自身の学生時代を振り返り「周りがスーツを着て就活しているなか、『これからどうなるんだろう』という不安はありました」と語り、周りとは異なる状況にいた当時の葛藤を明かした。

 温かい拍手で迎えられた櫻井は「特別講師としてきましたが、僕自身就活していないので、参考になるかどうか…」と苦笑い。13歳で芸能事務所入りし、17歳で嵐として世に羽ばたいた櫻井は、学生と仕事の両立に悪戦苦闘していたといい、「試験と撮影が重なったときは大変だったけど、それが自分のなかで財産になっている。いま多少忙しくても、そのときの経験が自信になっていて、乗り越えられます」と語った。

 しかし、アイドルという特殊な立場に「漠然とした不安に襲われた時期もあった」と明かし、「卒業してからは学生生活がなくなってしまうことに不安があったし、これからどうしていきたいのかわからなかった」と、将来像が見えなかったことに対する素直な気持ちを吐露した。

 現在就活中の学生らに櫻井は「就活は自分と向き合ったり本当に大変だなと思うし、なかなか簡単なことではないと思うけど、そんな時間がいつか財産になるとも思っています」とアドバイス。「いつか何年か経った頃、『あんなこともあったな』と思い出せるような時間にしてもらえれば」とメッセージを送り、会場を後にした。

 同作は、地方病院で働く青年内科医・栗原一止(櫻井)が、友人や同僚、愛する妻・榛名(宮崎あおい)の支えで、一人の医師、人間として成長していく姿を描くヒューマンドラマ。

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