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日本最高齢の映画監督、新藤兼人氏(99)の映画人生“最後”の作品『一枚のハガキ』初日舞台あいさつが6日に都内で行なわれた。キャストの豊川悦司大竹しのぶらから年齢と同じ99本のバラを贈呈された新藤監督は「ここまでやってこれたのも皆さんのおかげ。『新藤ってこんな映画作ってたんだな』と、時々でいいので思い出してください。私は死んでしまいますが、それだけが望みなんです」と客席へメッセージ。会場からは途切れることなく拍手が鳴り響き、大竹や津川雅彦も涙を堪えながら、一人の映画監督の有終の美を見届けた。 車椅子で登壇し、体が隠れるほどの花束を抱えながら新藤監督は「なんか重くて、取り落としそう。しっかりと抱きしめています」と笑顔。これまでに49本の作品と、数多くのシナリオ脚本を手掛けてきた映画人生を振り返り「いつもお金がなかったり、つまずくたびに『前を向いていかなきゃ』と続けてこれた。でも、なんでも終わりがあるように、私も終わりです」と、本作が正真正銘“最後”の映画作品であることを口にした。

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  • 99歳の新藤兼人監督に豊川らキャストが99本のバラをプレゼント (写真左から)倍賞美津子、豊川悦司、柄本明、新藤兼人、大竹しのぶ、津川雅彦 (C)ORICON DD inc.
  • 大竹しのぶが笑顔でバラの花束を贈呈 (C)ORICON DD inc.
  • 新藤兼人監督 (C)ORICON DD inc.
  • 豊川悦司 (C)ORICON DD inc.
  • 大竹しのぶ (C)ORICON DD inc.
  • 津川雅彦 (C)ORICON DD inc.
  • 倍賞美津子 (C)ORICON DD inc.

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