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日刊スポーツ 2006年03月08日 11時00分
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マッチ8年ぶりドラマ主演!シリーズ狙う


 近藤真彦(41)が俳優として再スタートを切った。7日に岡山県・倉敷市内で行われたフジテレビの主演ドラマ「倉敷殺人事件」(今秋放送)のロケに参加。作家内田康夫氏の人気推理小説シリーズのドラマ化で、近藤にとって8年ぶりのドラマ主演。シリーズ化を狙う意気込みで「街で僕を見た時、マッチではなく『(主人公の)岡部警部!』と声を掛けられるぐらいキャラクターを定着させたい」とマッチ返上宣言まで飛び出した。
 スタッフの「次、本番いきます」という呼び掛けを聞くと近藤は目を閉じて叫んだ。「よしっ!」。集中力を高めるため、自分に気合を入れた。近藤演じる岡部警部が犯人に対して自分の推理をぶつけるクライマックスシーン。瀬戸内海に突き出るようにそびえる鷲羽山(わしゅうざん)の展望台周辺を包んだ緊張感は、ディレクターの「OKです!」の合図で解かれた。モニターに歩み寄り、収録カットを真剣な表情でチェックした。
 「必死ですよ」。収録合間に胸の内を明かした。98年フジテレビ「ドンウォリー」以来8年ぶりのドラマ主演。人気推理ドラマ「浅見光彦シリーズ」の生みの親の内田氏が創作したもう1人のヒーロー岡部警部を演じる。数ある推理小説の中でも特異な人物。役をつかむために「かつてないほど」脚本を読み込んだ。撮影後の食事の席でベテラン刑事役の泉谷しげる(57)に相談したこともあった。「近藤真彦にしかできない岡部を演じればいい」。明快なアドバイスだった。
 意気込むには理由がある。俳優としてのターニングポイントにするつもりなのだ。「評価されれば今後の俳優活動につながる。岡部警部のシリーズ化も見えてくる。だから絶対に成功させたいんです」。不惑を過ぎた今も愛称「マッチ」を大切にしているが「僕を見掛けた人が、マッチではなくて、『あ、岡部警部だ!』と声を掛けるようになるぐらいキャラクターを定着させたい」というほど作品に愛着を寄せている。
 放送はフジテレビの人気枠「金曜エンタテイメント」。推理サスペンスの放送も多く、安定した視聴率を記録している。各局でも推理サスペンスは根強い人気を誇る。人気ジャンルにあえて飛び込む近藤は「結果から逃げる気持ちはない。視聴率を背負うのが主演ですから」。結果が出なければ1作品限りで俳優をやめてもいい。レースも歌も演技も、決死の覚悟が近藤真彦のペースだ。【松田秀彦】
日刊スポーツ

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