歌手の和田アキ子、タレントの榊原郁恵、AKB48の板野友美ら大手芸能事務所ホリプロの所属タレントが、18、19日に東京・天王洲銀河劇場で開催されたチャリティーライブ『Song for you』に参加し、2日間で約1400人を動員した。和田は「元気な私たちが現実を見つめてやれることをやる！ 復興支援はこれから。これを第一歩として支援を続けたい」と呼びかけ、板野は「アッコさんのようにビッグなアーティストになれるように頑張りたい」と同事務所の先輩たちとの共演に刺激を受けた様子だった。

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　東日本大震災を受け、ホリプロが擁するタレントたちが一堂に集結した。初日公演には、両日参加の和田、榊原、元AKB48の大島麻衣、男の浪漫を筆頭に、武田真治、May’n、藤原道山、岡本知高が登場。榊原は「何かしなきゃいけないと思っていて、立ち止まっていました。何かしなきゃと思っていたことが今日やっとひとつ実現しました」と話し、自身の代表曲「夏のお嬢さん」などを披露した。

　5月に宮城県名取市を慰問した和田はヒット曲メドレーや「ff（フォルテシモ）」「幸せの力」を熱唱。「私たちの心はひとつ。アーティストにできることは限られていますが、やれることはやろうと思います」と今後も支援活動に尽力することを誓い「これが第一歩です。ずっと続けたい。そのためにはみなさまの力が必要です」と涙ぐみながら語った。

　また、初日には女優の石原さとみが、ドラマの収録終わりに会場に駆けつけ「アッコさんの生歌を聴いて感動しました。本当に心から感動しました。歌の力って凄い。このパワーをみんなに伝えたい」とコメントした。

　2日目には板野、HI LOCKATION MARKETS、かりゆし58が登場。ソロデビュー曲「Dear J」や新曲「ふいに」を歌った板野は「少しでも東北の方の力になれたらと思います」と、一日も早い復興を願っていた。最後は出演者と観客による和田の代表曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」の大合唱で締めくくられた。

　収益金の一部は、同社が立ち上げた『あの鐘を鳴らすのはあなた基金』の義援金として、日本赤十字社を通じて寄付される。