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美空ひばりさん23回忌法要 加藤和也氏「母は現役」…記念作品&新曲が完成

 昭和を代表する歌手・美空ひばりさんの23回忌法要を前に、ひばりさんの愛息でひばりプロダクション社長の加藤和也氏が20日、東京・帝国ホテルで会見を開いた。加藤社長は「丸22年、早かったと思う。体はなくなっても母は生きてる。生きた仕事をさせてもらってる。まだまだこれからも母は現役の歌手として生きていけると思う」と話し、今回、新たに1001曲を収録したBOXや生前残した詞をもとにした新曲制作を明らかにした。

歌手・美空ひばりさんの23回忌法要で祭壇に飾られた遺影 

歌手・美空ひばりさんの23回忌法要で祭壇に飾られた遺影 

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 1989年6月24日に52歳という若すぎる生涯をとじた、永遠のスター・ひばりさんのメモリアルイヤーが再び幕を開ける。加藤社長は「今年いっぱいはメモリアルなイヤーにしたい。こんな時代ですが、ファンの方に元気になってもらう企画を考えたい」とし、「母の縁のある福島・いわき市に一度炊き出しに行きましたが、母が生きていたら一度で済むものではないと考えると思う」と今後も継続的な被災地での復興支援を予告した。

 さらに「美空ひばりとしてペンをとってるわけではなく、一人の女性としての切なる気持ちを書いてるのかな。元気なら歌いたいと思っていたのかもしれない、40代くらいに書いたと思われる詩。母の新たな一面が広まったと思う」と、新曲「花ひばり」を発表。ひばりさんが遺した日記から詩を抜粋し、23回忌法要の発起人の一人である作曲家・船村徹が曲をつけた。「花ひばり」は今月26日放送の『よみがえる美空ひばり』(後4:00  NHK-BSプレミアム)で船村が歌唱し初披露されるが、現時点では誰も歌う予定はなく、CD化も未定。

 命日の24日には、ひばりプロが初めて認定する公式ブック『美空ひばり 公式完全データブック 永久保存版』(角川書店刊)を発売。30余年もひばりさんの側近だった付き人・関口範子氏と、今年1月に亡くなった元日本コロムビア担当ディレクター・森啓氏の両名がつけていたスケジュール日記をはじめ、詳細な資料をひもとき、4年の歳月をかけて編集した。初の全活動記録本で「プライベートの記録も含めている。母・美空ひばりを紹介できます」(加藤社長)。

 8月3日には、ひばりさんの歌手人生の集大成ともいえる1001曲を収めた特別記念BOX『ひばり千夜一夜』を発売。日本コロムビアによると「個人で1000曲を超える規模のBOXは初」という58枚組の超大作で、特典として最後の東京ドーム公演で赤い衣装のデザインを手掛けた森英恵さん監修のもと再現した赤い花のコサージュや、写真集などを同梱。未発表音源や初CD化音源なども収録している。

 法要が営まれる同会場は、ひばりさんが1988年12月25日と26日に最後のディナーショーを開催した思い出の地。加藤社長は「私が構成と演出を任せてもらった最後のディナーショーの場所に、再び集まっていただくことはすごいこと。今年いっぱいは、また母に頑張っていただきたい」とし、「具体的なことは、まだ準備が整ってないので申し上げられない」としながらも音楽祭と銘打ったコンサートの計画も明かした。

関連写真

  • 歌手・美空ひばりさんの23回忌法要で祭壇に飾られた遺影 
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