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“日本映画界のドン”岡田茂さん葬儀・告別式に2100人が参列

 『仁義なき戦い』など任侠映画や数々の時代劇をヒットさせ、日本映画界のドンと呼ばれた東映の名誉会長・岡田茂さん(享年87)の葬儀・告別式が11日、東京・青山葬儀所で営まれた。俳優の小林稔侍が司会を務め、里見浩太朗、北大路欣也、松坂慶子、仲村トオルら俳優、映画関係者、政財界の著名人ら2100人が参列。故人の人脈の広さと人柄が偲ばれた。

映画界のドン・岡田茂さんの葬儀が営まれた 【11日=東京・青山葬儀所】 (C)ORICON DD inc. 

映画界のドン・岡田茂さんの葬儀が営まれた 【11日=東京・青山葬儀所】 (C)ORICON DD inc. 

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 岡田さんは、5月9日午前5時55分、肺炎のため都内の病院で亡くなった。戒名は「隆徳院殿茂岳秀榮大居士(りゅうとくいんでんもがくしゅうえいだいこじ)」で「映画人として素晴らしい仕事をした」という意味。

 1947年に東映の前身にあたる東横映画に入社。1950年に『日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声』を初プロデュースし、大ヒットさせる。京都撮影所所長、東京撮影所所長を歴任し、1971年に47歳で東映の代表取締役社長に就任。高倉健の『日本侠客伝』や『網走番外地』、菅原文太主演の『仁義なき戦い』で空前のヤクザ映画ブームを巻き起こすなど、日本映画の全盛期を築いた。

 業界団体の日本製作者連盟、映画産業団体連合会の会長を通算30年間勤め上げ、豪放磊落(らいらく)な面と俊敏かつ周到な面を持ち合わせ、抜群の行動力と卓越した指導力で日本映画界のドンと呼ばれてきた。長男は現東映社長の裕介氏、長女は生命倫理学者でテレビコメンテーターの高木美也子氏。

 葬儀委員長を務めた裕介氏は、会葬者へのあいさつの中で「家族のことよりも映画のために生きていた」と声を詰まらせた。柩にはお気に入りの映画のDVDや好物のオムライス、握り寿司の写真などが収められた。

 出棺を見届けた仲村は「昭和60年(1985年)に東映の映画『ビー・バップ・ハイスクール』でデビューした当時の社長が岡田さんでした。切り開いてくれた道を歩かせてもらって、いまの自分がいる。役者になれて救われました。今日はお別れというより、感謝の言葉を伝えに来ました」と話していた。

関連写真

  • 映画界のドン・岡田茂さんの葬儀が営まれた 【11日=東京・青山葬儀所】 (C)ORICON DD inc. 
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  • 岡田茂さんの出棺を見届けた仲村トオルら 
  • 映画界のドン・岡田茂さんの葬儀に参列したジュディ・オング 
  • 映画界のドン・岡田茂さんの葬儀に参列した松坂慶子 
  • 映画界のドン・岡田茂さんの葬儀に参列した八代亜紀 
  • 映画界のドン・岡田茂さんの葬儀に参列した里見浩太朗 
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