米ニューヨークのダンサー集団・THE MOVEMENTの日本初上陸公演が19日、東京国際フォーラムで行われ、NY在住の日本人ダンサー・TAKAHIRO（29）、元宝塚男役トップスターの湖月わたる（39）が報道陣のインタビューに応じた。湖月は本公演で本格的なダンスに初挑戦し「体中アザだらけになりながら、新しい技を覚えた」と苦労を語る一方、「衣装のスーツも違和感なく着られて宝塚時代の経験がいきた」と、集団の紅一点として自信をのぞかせた。

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　湖月は以前、TAKAHIROがプロデュースしたダンス公演『SIX DOORS』を観てその世界観に惹き込まれ「ぜひ次回公演に参加したい」と直談判。湖月の熱意に心が動いたというTAKAHIROは「めっちゃストイック。覚えが早く、やりこみが深い。本番までにどんどん“化けて”いくところが魅力だと思います」と湖月のパフォーマンスに太鼓判を押した。

　同公演は、TAKAHIROがNYで体感した空気感を東京で再現するべく、海外の一流ダンサーを「口説いてもってきた」渾身のエンターテイメントショー。ヒップホップのさまざまな要素を融合したストーリー性のある内容に、TAKAHIROは「ダンスから演出まで、これまでの経験すべてを注ぎ込んだ。ニューヨークの陽気なノリが詰まってるし、日本人の人が観ても笑えて楽しい作品」とアピールした。

　超一流アーティストの振付師や第一線で活躍しているダンサーが集うエンターテイメントショー『ELECTORIC CITY』は、同所での公演のほか名古屋市芸術創造センター（同22日）、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ（同26、27日）で行われ、全7公演、約7500名を動員予定。