音楽家の坂本龍一、歌手の近藤真彦、女優の米倉涼子、吉高由里子らが8日、都内で行われた『WHISKY LOVERS AWARD 2010』授賞式に出席した。来年の抱負を聞かれた坂本は「よりよい音楽を作りたい。そして、今年はニューヨークに引っ越してから20年。そろそろ日本に帰ってきたいなと思う。そろそろかな…」とウイスキーに舌鼓を打ちながら、日本に拠点を置く構想を明かした。

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　ウイスキー文化のさらなる発展を目指し、昨年より設立された同賞。特定のジャンルにおいて長く第一線で活躍し、実績がグローバルに認められている著名人に贈られる「Whisky Master」に輝いた坂本は「僕、まだ熟成が足りないんじゃないかな？」と恐縮しながらも「ウイスキーが似合う大人になりたい」と笑顔を浮かべた。

　歌手デビュー30周年を記念して特別賞を受賞した近藤は「このような賞をいただくのは初めて。30年やっているといいことありますね。今年は非常にいい1年。来年は後輩たちに負けないように、いい仕事をしていきたい」と意気込みを語った。

　また、ウイスキーの新しいイメージリーダーに相応しいとされる「Best Whisky Lover」に、バレエダンサーの熊川哲也と共に選ばれた米倉は「もうちょっと熟成されて、味のある女性になれれば」と大人の女性の色香を振りまいた。

　未来への成長を期待して才能溢れる若き著名人に贈られる「New Whisky Lovers」を、F1ドライバーの小林可夢偉とともに受賞した吉高は「今年はちょうどいいテンポで（仕事を）やらせてもらった。来年も、楽しそうにリラックスしてるねと言われたい」と充実の1年を振り返っていた。