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“大物夫婦2世”三浦貴大、「夢のない少年」から役者の道へ

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 俳優・三浦友和山口百恵さん夫妻の次男で、『RAILWAYS』で映画初出演する俳優の三浦貴大が12日、都内で行われた同作の完成披露試写会で舞台あいさつに登壇した。49歳で夢をかなえて電車の運転士に転職した会社員を描いた同作にちなみ、司会から子供の頃の夢を問われた三浦は「1つも夢がない…夢のない少年だった」と衝撃の告白。たじろぐ共演者らの隣で「高校生くらいになってやっと体育の先生もいいかなって思ったけど、それも特に。役者は大学に入ってからで、一番初めの夢がこれだった」と明かしてみせた。

 同じ質問に対し中井貴一は「植木屋さん。腰につけてるハサミがガンベルトに見えて、とてもかっこいいと思った。年を取ったら目指したい」とリップサービスで笑いを誘い、甲本雅裕は「ケーキ屋さん。家の近くのケーキ屋さんを通るたびにすごくいい匂いがして、ケーキ屋になったら中が見られると思って…ケーキはそんなに好きじゃないんですけど」と可愛らしい一面をのぞかせた。

 同作は映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズを企画・制作したROBOTによる最新作。昇進を控えた一流企業に勤める会社員・筒井肇(中井)は、田舎の母が病で倒れたことをきっかけに会社を辞めて島根に帰郷する。50歳を目前に、電車の運転士になるという子供の頃からの夢を叶えることで次第に妻と娘との家族の絆をも取り戻していくという心温まる感動作。

 舞台あいさつにはほかに高島礼子本仮屋ユイカ奈良岡朋子佐野史郎、錦織良成監督、製作総指揮を務めた阿部秀司氏が出席。映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は、5月29日(土)より全国公開。

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