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みうらじゅん、海外の“kaiju”にダメ出し「魂が入っていない」

 イラストレーターでタレントのみうらじゅんが24日、都内で開催中の『第26回東京国際映画祭』シンポジウム「kaijuの原点、怪獣を語りつくす!」に出席。海外で製作される“kaiju”映画に対して、「魂が入っていない」と痛烈にダメ出しした。

シンポジウム「kaijuの原点、怪獣を語りつくす!」登壇者(左から)氷川竜介、品田冬樹、みうらじゅん、ウルトラセブン、山田五郎、桜井浩子(C)ORICON NewS inc.

シンポジウム「kaijuの原点、怪獣を語りつくす!」登壇者(左から)氷川竜介、品田冬樹、みうらじゅん、ウルトラセブン、山田五郎、桜井浩子(C)ORICON NewS inc.

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 今夏公開された米映画『パシフィック・リム』(ギレルモ・デル・トロ監督)に「kaiju」が登場するなど、海外で“kaiju”映画が製作され、「ヲタク」や「アニメ」のように「怪獣」も世界共通語になりつつある。

 みうらは「日本の文化が海外にパクられている。自分たちでやらずに、(『パシフィック・リム』のような映画を)やられてしまって、悔しかった」と語気を強め、アニミズムや仏教、神仏習合などとの関係性を解きながら、日本の怪獣の魅力を力説した。

 シンポジウムには、ほかに怪獣に造詣の深い評論家の山田五郎氏、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏、円谷プロ・造型師の品田冬樹氏、『ウルトラQ』『ウルトラマン』でヒロインを演じた女優の桜井浩子らが出席。

 山田氏も「人が入っているかいないかの違いも大きい。CGのkaijuなんて、スーツアクターの存在意義をわかっていない」とみうらに追随した。品田氏も海外作品の「kaiju」の描かれ方には「怪獣に対する畏敬の念、愛が感じられない」と指摘。「ゴジラだって、なりたくて怪獣になったわけじゃない」(山田氏)、「戦争に勝った国か、負けた国かの違いもあると思う」(みうら)などと熱い思いが語られた。

 シンポジウムの大半は、好きなウルトラ怪獣や、ウルトラヒーロー総選挙2013の順位に関する話題で盛り上がり、シンポジウムの最後にはウルトラセブンも登場。セブンは聴講者一人ひとりと握手をしながら、出口で見送った。

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  • シンポジウム「kaijuの原点、怪獣を語りつくす!」登壇者(左から)氷川竜介、品田冬樹、みうらじゅん、ウルトラセブン、山田五郎、桜井浩子(C)ORICON NewS inc.
  • 語り尽くせない怪獣への熱い思いを時間いっぱい語り合った (C)ORICON NewS inc.
  • ウルトラセブンがお見送り (C)ORICON NewS inc.

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