人気デュオ・CHAGE and ASKAのASKA（55）が27日、今年8月に一部週刊誌で覚せい剤吸引疑惑が報じられたことについて、公式サイトで声明を発表。「記事にあるような、違法なことは一切やっていませんし、あのような言動、行動に関しましても、一切ありません」と改めて否定した。

　同メッセージは、26日に発送されたファンクラブ会報誌に掲載されたもの。疑惑については「音楽関係者と言って近づいてきた人がいました」「しばらくして、お金の話など怪しい言動がみえたため、すぐに関係を断ち切りました。向こうにすれば突然のことなので、裏切られた気持ちになったかもしれません。もしかしたら、その逆恨みが!?　と感じることもありました」と説明。「記事にあるような依存性の症状などがないことは、前回のコンサートに参加して下さった皆さんには、はっきりと証明できている」と断言した。

　法的手段に訴えることも考えたというが「闘うことが自分にとってベストな選択なのか？　あるいは無視することがベストなのか？　正解はありません。もちろん、スタッフ・弁護士とも何回も話し合い、苦悩を共有してきました」と葛藤を明かし、「この悔しさは、音楽で取り払ってみせると決心いたしました」と力を込めた。

　ASKAは一過性脳虚血症の疑いがあるとして再始動ライブを延期し、休養しているが「体調も回復に向かっています。毎日のように曲作りに専念しています。そして自信の持てる曲が出来てきています」と報告。「CHAGEには、心配・迷惑をかけ、嫌な思いをさせてしまい、申し訳なく思っています」と相棒に詫び、「延期になっているCHAGE and ASKAのライブも、個人的には、来年を目指し、何とか実現できるよう体調を整えたいと思っています」としている。

　2009年1月に無期限活動休止を発表していたチャゲアスは、今年1月に4年ぶりの活動再開を発表。8月末に東京・代々木第一体育館で再始動ライブを行う予定だったが、6月11日にASKAに一過性脳虚血症の疑いがあるとして休養を発表し、ライブは延期となった。