お笑いコンビ・ペナルティのヒデが2日、本名の中川秀樹名義で発売した小説デビュー作『四季折々 アタシと志木の物語』（上・下、竹書房刊）の出版記念イベントを東京・紀伊国屋本店で行った。報道陣から「作家活動に専念？」と聞かれたヒデは「いち三流コメディアンなので、（芸人は）やりますよ」としつつも、「違う作品をもう書いてまして、そっちは2ヶ月で書き終えた。また竹書房さんに出していただけたら」と次作の執筆も済んだと明かし、「8割は作家活動に力入れたい」と冗談めかしていた。

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　4年の歳月をかけて完成した原稿用紙900枚相当の長編小説は、仕事の空き時間を利用して執筆。相方のワッキーには小説の執筆を伝えていなかったといい「楽屋がワイワイしてても、一人スマホいじってたので『何やってんだろう』と思っていたみたい」といい、出版が決定した時には「舌打ちされました。『また手広くやるな』って」と苦笑い。それでも「『おめでとう』と言ってくれて、実は誰よりもうれしかった」としみじみ語った。また、小説執筆に際して「背中を押された」という嵐・二宮和也にも報告したようで「『ぜひ読んでみたい』と言ってくれたけど、読まないでしょう…。忙しいので」と肩を落としていた。

　今後の目標については「一人でも多くの方によんでもらって共感してもらいたい。夢のまた夢ですが、なんとか賞とかをもらえたら」と掲げていた。