兵庫県西宮市出身で大の阪神ファンでもある俳優の堤真一が1日、兵庫・甲子園球場で行われたプロ野球・阪神×広島戦で始球式を務めた。

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　堤は、主演映画『俺はまだ本気出してないだけ』（6月15日公開）で自身が演じる主人公・大黒シズオの名前と映画公開日を刻んだ縦縞ユニフォームに身を包みグラウンドに登場。やや緊張の面持ちでセットポジションに入るも、堤の“本気を出した”ピッチングは、見事ノーバウンドでキャッチャーミットに収まり、満員の球場を沸かせた。

　大成功で終えた堤は「投げ終わってドドっと緊張しましたが、気持ちよかったです」と興奮冷めやらぬ様子。自身のピッチングについて「ノーバウンド、ぎりぎりでしたが届いて良かった」と一安心し、「今回の投球は100点満点！」と上機嫌に語っていた。

　同作では、ダメダメな主人公を演じた堤だが、マウンドでは「戦う男の顔」になっていたといい、マウンドから見た球場の印象を「神聖な場所で、まるで伊勢神宮に行ったときのような感じ」とボケて、笑いを誘っていた。ちなみに、同氏は小学校高学年の時に同球場で試合をした経験があるという。