女優・片桐はいりと俳優・向井理が姉弟役を演じるダブル主演舞台『小野寺の弟・小野寺の姉』のビジュアルが解禁した。片桐は「ちょっと考えられないカップリングだとも思いますので、今まで見たことのないようなコメディーになれば」と意気込むと、向井も「はいりさんと僕とで愛のある姉弟役を演じるわけですが、僕自身もいい意味で変な組み合わせだと思います」と化学反応に期待を込める。

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　同作は、連続ドラマ『魔王』（TBS）や『怪物くん』（日本テレビ）、アニメ『TIGER ＆ BUNNY』などの脚本を担当し注目を集める西田征史氏初のオリジナル小説が原作。木造の一軒家に二人暮らしする姉・小野寺より子（片桐）と弟・進（向井）の日常をハートフルに描くコメディーとなっている。

　しっかり者で世話好きだが、男性には消極的な40歳の独身女性・より子を演じる片桐は「向井さんと私ではこれが同じ人類か？ ってくらいですから、西田さんに『本当に姉弟役なんですか？』って何度も聞いてしまいました」とオファー時を回顧。向井とはドラマ共演もあるが「これまで共演した作品とも全然違う人間関係が演じられることになるので、とても楽しみ」と、けいこ開始が待ち遠しい様子だ。

　向井演じる進は、姉同様に未婚の33歳で、髪の毛ボサボサの能天気な自由人。脚本の西田氏とは映画『ガチ☆ボーイ』以来の付き合いで、「西田さんの書かれる作品には毎回笑いと涙がたっぷり入っていますが、今回もただ単に笑えるだけではなくて人情味が感じられるような、それでいてちょっと不思議なコメディーになったらいいな」と信頼を寄せている。

　共演は、木南晴夏、野村周平、森谷ふみ、平田敦子、片桐仁、山内圭哉ら。舞台『小野寺の弟・小野寺の姉』は東京・天王洲銀河劇場にて7月12日から8月11日まで、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて8月22日から28日まで上演予定。