今年ソロ25周年を迎えるロック歌手・氷室京介（52）が、三池崇史監督（52）の新作『藁の楯 わらのたて』の主題歌「NORTH OF EDEN」（4月発売予定）を書き下ろしたことが29日、わかった。氷室が映画主題歌を手がけるのは、米映画『ヴァン・ヘルシング』（2004年公開）の「Wild Romance」以来、約9年ぶり。氷室は「自分が三池監督のファンなので、今回こういう形でチャンスをいただけたことは非常にうれしいですし、ありがたい」と喜んでいる。

　今回のコラボは、三池監督が氷室に手紙で主題歌を依頼したことがきっかけ。氷室は、昨年3月に発売したシングル「IF YOU WANT」のスペシャル映像を三池監督が監修していた縁もあり「一肌脱ぎたい」と快諾した。

　氷室は、三池監督の手紙と本作の台本からイメージを膨らませて新曲を制作。「テーマに共感しましたね」といい「監督と出演者に対するリスペクトの気持ちとして、映画のために、俺の許容範囲内でできる限りのことをやろうと思いました」と語っている。

　一方の三池監督は、氷室とのタッグに「時代の象徴として世の中を席巻していた方に、こうして今、自分の映画のテーマ曲を作ってもらっている。我々の仕事もなかなか捨てたもんじゃないなと思っています。すごくいい曲を作ってもらって、この先より長い年月にわたって、人に覚えていてもらえる作品になったんじゃないかなと思います」と自信をみなぎらせている。

　映画『藁の楯　わらのたて』は4月26日（金）より公開。