俳優で歌手の田中健（61）が5日、芸能活動40周年記念パーティーおよび29年ぶりのCD発売お披露目会を都内で行った。田中は久々のシングル発表に「60も過ぎましたし、ダルビッシュ（有）じゃないですが、球種が1つ増えたようでワクワクしてる」と感無量。パーティーには、舞台で共演した歌手のGACKTや俳優仲間の中村雅俊らがお祝いに駆けつけた。

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　1972年に「あおい健」名義でアイドル歌手としてデビューして以降、ドラマや映画、舞台と活躍の場を広げていった田中は、29年ぶりの新曲「あなたがいるから」を披露。「ストレートな詞で、これからの僕が生きていくテーマかな。優しいメッセージソングです」と紹介した。

　舞台『眠狂四郎舞頼控』での共演がきっかけで親交が深まったGACKTも会見に同席。GACKTは「公演では僕のパートナー役でして、プライベートでも心のパートナー。難しい舞台もサポートしていただき、それから頭が上がりません」と信頼を寄せた。田中も「たくさんの俳優と共演したけど、（GACKTが）1番。ストイックに、お客さんが喜ぶエンターテインメントを考えてた」と褒めちぎった。

　田中のドラマデビュー作となった『俺たちの旅』（日本テレビ系）で共演した中村と秋野太作は、報道陣のインタビューに応じ「今でいう、イケメンでしたね〜」と当時の田中さんを回顧。田中が漢字を読めず「でたらめな言葉を教えてた」（秋野）というエピソードも明かした。過去に放送された同番組の特番では10年後、20年後、30年後が描かれており、40年後について聞かれた中村は「秋野さん次第じゃない？　秋野さんが走れて、しゃべれたら、あるかもしれないね〜」と笑っていた。

　田中の芸能活動40周年記念パーティーにはそのほか、加藤登紀子、柴俊夫、松崎しげる、三田佳子、萬田久子らも出席した。