女優の安藤サクラが主演する日本映画『かぞくのくに』(ヤン・ヨンヒ監督)が、第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でC.I.C.A.E(国際アートシアター連盟)賞を受賞した。安藤は「昨年の真夏。猛暑。ヤン監督の熱い意志と愛情。ぐっちゃぐちゃで愛おしい現場。暑くて、熱くて、アツくて、ぶっ倒れた。『かぞくのくに』が氷点下のベルリンで賞をいただくなんて。本当に本当に、本当に嬉しいです。今後この作品が、いろいろなところへ羽ばたいてゆくのが楽しみでなりません」とコメントしている。
C.I.C.A.E賞は、世界のアート系シアターで上映されるべき作品、上映して成功を収めた作品に送れる賞。日本映画ではこれまでに、小栗康平監督作『伽や子のために』『眠る男』、岩井俊二監督作『リリィ・シュシュのすべて』などが受賞している。
ヤン監督は、ベルリン国際映画祭には『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』に続いて3作連続での出品となり、受賞は『ディア・ピョンヤン』のNETPAC賞に続いて2度目となる。今回の受賞にヤン監督は「『Welcome back!』と温かく迎えてくれた観客たちから上映のたびに感想メールが送られてきた。遠いアジアの一家族の物語に自分の人生との普遍を感じ取る観客の洞察力は予想以上のものだった。映画祭と観客に育てられながら、ベルリンは間違いなく私の人生において特別な場所になったと実感している」と語っている。
安藤と共演する井浦新は「安藤サクラさんを始め共演者とスタッフが、監督の世界観の中で苦悩し、愛をもってせめぎあい、まさに撮影組全体が家族の様な一体感を生んだ。この様な作品にはなかなか出逢えないからこそ、想い入れもひときわ深いです。映画の良心といえるに相応しい作品に参加できたことが幸せでなりません」とコメントを寄せた。
ベルリン国際映画祭ではここ数年、日本映画の受賞が相次いでおり、2009年は『愛のむきだし』(園子温監督)<カリガリ映画賞、国際映画批評家連盟賞>、2010年は『パレード』(行定勲監督)<国際映画批評家連盟賞>、2011年は『ヘヴンズストーリー』(瀬々敬久監督)<国際映画批評家連盟賞、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)>を獲得していた。
C.I.C.A.E賞は、世界のアート系シアターで上映されるべき作品、上映して成功を収めた作品に送れる賞。日本映画ではこれまでに、小栗康平監督作『伽や子のために』『眠る男』、岩井俊二監督作『リリィ・シュシュのすべて』などが受賞している。
ヤン監督は、ベルリン国際映画祭には『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』に続いて3作連続での出品となり、受賞は『ディア・ピョンヤン』のNETPAC賞に続いて2度目となる。今回の受賞にヤン監督は「『Welcome back!』と温かく迎えてくれた観客たちから上映のたびに感想メールが送られてきた。遠いアジアの一家族の物語に自分の人生との普遍を感じ取る観客の洞察力は予想以上のものだった。映画祭と観客に育てられながら、ベルリンは間違いなく私の人生において特別な場所になったと実感している」と語っている。
安藤と共演する井浦新は「安藤サクラさんを始め共演者とスタッフが、監督の世界観の中で苦悩し、愛をもってせめぎあい、まさに撮影組全体が家族の様な一体感を生んだ。この様な作品にはなかなか出逢えないからこそ、想い入れもひときわ深いです。映画の良心といえるに相応しい作品に参加できたことが幸せでなりません」とコメントを寄せた。
ベルリン国際映画祭ではここ数年、日本映画の受賞が相次いでおり、2009年は『愛のむきだし』(園子温監督)<カリガリ映画賞、国際映画批評家連盟賞>、2010年は『パレード』(行定勲監督)<国際映画批評家連盟賞>、2011年は『ヘヴンズストーリー』(瀬々敬久監督)<国際映画批評家連盟賞、NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)>を獲得していた。
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2012/02/18