ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIが10日、東京・台場デックス東京ビーチで行われた自身の等身大フィギュアお披露目式に出席した。先日8日に洪水の被害に苦しむタイ・バンコクでコンサートを開催し、同バンド史上初のアジアツアーを完走したYOSHIKIは「とても感慨深い。スムーズにいかないことのほうが多かったけど、音楽が好きなことやファンのみんなのことを考えて、初心に戻れて良かった。自信がつきましたね」と笑顔で振り返った。また、来年に向け「さらに世界に突き進みたい。世界デビューアルバムも出せたら」と意欲をのぞかせた。

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　思わぬ自然災害の影響で、一時は開催が危ぶまれたというバンコク公演。YOSHIKIは「3日前くらいまで考えていたけど、あの状況の中で7割のお客さんが来れるということを聞いて、こんなときだからこそやろうと決意した」と経緯を説明。「実際には1万人以上も来てくれて。泳いできたって人もいたみたい」と現地のファンに感謝し、「日本も地震があったけど、これから一緒に頑張っていこう」とエールを送った。

　昨年の北米ツアーを皮切りに今年はヨーロッパ、南米、アジアツアーを成功させ、精力的に活動してきたYOSHIKIは「充実した年になった。解散したときに終わったと思っていた夢が叶って、想い続けていれば叶うことがわかった」と手応えを実感。来年以降も“攻撃”し続けていくことを宣言し「国ごとに色々な問題があるけど、音楽で国境を超えられることがわかった。もっと世界に出ていくよ」と気を引き締めていた。