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武井咲、実写版『るろうに剣心』ヒロイン・神谷薫役に抜てき

 女優の武井咲(17)が、先ごろ実写映画化と主演に佐藤健の起用が発表された映画『るろうに剣心』(大友啓史監督、2012年夏公開)のヒロイン、神谷薫役に抜てきされた。武井は「多くの方からすごく愛されている原作コミックの実写化ということで、すごく嬉しく楽しみな気持ちと同時に、今から大変緊張しています」と語り、8月のクランクインに向け、殺陣や所作のけいこに入っている。武井は「精一杯力を尽くし、この撮影に挑みたい」と覚悟を語った。

実写版『るろうに剣心』でヒロイン・神谷薫に抜てきされた武井咲 (C)和月伸宏/集英社

実写版『るろうに剣心』でヒロイン・神谷薫に抜てきされた武井咲 (C)和月伸宏/集英社

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 同作は、1994年から99年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された和月伸宏の剣客マンガが原作。96年にテレビアニメ化され、15周年を記念した今年、約9年ぶりに新作アニメの制作や、OVA・劇場版のBlu-ray化も決まるなど、いまだに根強いファンに支えられ、衰えを見せない人気を誇る。

 武井もいまや、テレビドラマにCM、そして街中のポスターなどで、見かけない日はないほどの人気ぶり。大友監督も「武井さんは、これから間違いなく大きくなっていく女優。無邪気な顔も持ちながら、仕事に対して根性が据わっている。今後、いろいろな役を通じて、真っ直ぐに大きくなっていく可能性を感じる。17歳という設定も合わせて、薫役は彼女以外考えられなかった」と起用の理由を語る。

 幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられ、明治維新以後は「殺さず」の誓いをたて、町から町へ流浪(るろう)の旅をしていた主人公・剣心(佐藤)が、薫との出会いや宿敵たちとの戦いを通じて、贖罪と新たな時代での生き方を模索していく物語。原作では、亡き父の意志を継ぎ、神谷活心流の師範代を務める薫は、剣術の腕前も確かなキャラクター。武井がどのような薫像を創り上げるか楽しみだ。

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