ロックバンド・SOPHIAが27日、東京・中野サンプラザホールで会見し、8月13日に約1年2ヶ月ぶりに行うライブ活動再開に向けて意気込みを語った。メンバーの都啓一が血液のがんである濾胞性（ろほうせい）リンパ腫の治療のため昨年4月から休業、昨年11月に復帰を表明しており、都はこの日「現在の状態は寛解（病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態）ということで、検査結果的にはがん細胞がない状態だが、これからも付き合っていく覚悟もできているし、前向きに生きていこうと思っている」と笑顔を見せた。

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　昨年4月、都が悪性リンパ腫と診断され、活動休止を余儀なくされたSOPHIAが最後にライブを行ったのが同ホール。「絶対にがんを克服して、この場所（ステージ）に戻って来る」とファンと約束した場所に、都は帰ってきた。「元気な姿を日本中の皆さんに見せたい。僕の身体も“復興”したのだから、日本が復興するための元気を与えられたら。闘病を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちは、音楽に向き合う姿勢で示していきたい」と話した。

　SOPHIAは8月13日の東京・日本武道館での復活公演に先駆けて、きょう27日夜、開催されるVシネマ『仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーエターナル』の完成記念イベントで、約1年2ヶ月ぶりとなる5人そろってのライブパフォーマンスを行う。SOPHIAの松岡充が主演する同作の主題歌で、エイベックス移籍後第1弾となる新曲「cod-E 〜Eの暗号〜」も初披露される。

　同作は、昨年8月公開の劇場版『仮面ライダーW FOREVER AtoZ／運命のガイアメモリ』に登場した最強最悪の仮面ライダーエターナル＝大道克己（松岡）を主役にしたスピンオフ作品。主演と主題歌を担う松岡は「SOPHIAの活動を休止することになった時に、ちょうど出演オファーを受けた。都が闘病中、僕は仮面ライダーWと戦っていた。復活、再生、未来を生きていく『エターナル』のストーリーが僕らとも重なり、再始動するにあたって僕たちから主題歌をやらせてほしいと持ちかけたんです。図ったかのような運命的な作品となりました」と感慨ひとしおの様子だった。

　会見には『〜エターナル』に出演する須藤元気、高梨臨、八代みなせ、中村浩二、コン・テユ、富田翔が同席した。

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