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　ここ数年の“オネエ系”タレントたちの活躍は目覚しく、人生経験が豊富な彼女たちは、今やバラエティ番組をはじめ各方面で欠かせないほどの存在になっている。そこで、ORICON STYLEでは『最も好感を持つオネエ系キャラタレント』について、10代〜40代の男女を対象にアンケートを実施。その結果1位には、的を射た辛口な受け答えが痛快なタレントでコラムニストの【マツコ・デラックス】。2位に圧倒的な華やかさのあるニューハーフタレント【はるな愛】、3位には物腰やわらかな口調で“尾木ママ”の愛称で人気の教育評論家【尾木直樹】氏が続くなど、それぞれ異なるユーモアが支持された“オネエ系”が上位に出揃った。

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■発言に滲み出る、裏表ない人柄が支持

　1位のマツコは、広い視野で捉えたうえでの“毒舌”トークが多くの賛同を得て、昨年大ブレイク。鋭い視点で世相を斬るコメンテーターとしてはもちろん、現在は『マツコ＆有吉の怒り新党』（テレビ朝日系）をはじめとするバラエティ番組やCMに引っ張りだこの状態だ。「大柄な体型も相まって存在感がすごい。辛口だけど優しさも感じるし、何事にも本音で生きていて好印象です」（東京都／20代／男性）と、大胆な発言の数々は裏表のない人柄を感じさせ、圧倒的得票数で男女・世代別のすべてで頂点を極めている。

　歯に衣着せぬ“辛口”といえば、マツコのほかにも女装家でタレントの【ミッツ・マングローブ】（6位）や歌手の【美川憲一】（7位）、兄弟揃って活躍中の【ピーコ】（8位）と【おすぎ】（10位）の存在も欠かせない。鮮やかなコーディネートも楽しませてくれるミッツは「知性があって、周りを気遣いながらもズバっとコメントしているところが好きです」（香川県／40代／女性）。60代になり滋味を増していく美川、ピーコ、おすぎも“オネエ系”の大御所的存在として、今なお男女問わずに人気を集めているようだ。

■新風を吹き込む、異色のオネエ系あらわる

　ベテラン勢も多数ランクインする中、3位と高順位につけたのは、バラエティ番組『ホンマでっか!? TV』（フジテレビ系）への出演をきっかけに注目を浴び、頭角を現した尾木直樹氏。妻子持ちの身だが、仕事の過程で変わっていったという女性のような話口調で「オネエ系ではないけど、優しいところが好き」（岡山県／20代／女性）と支持を集める。また、権威ある存在でありながら「天然な所もあり、かわいくて面白い」（東京都／10代／女性）と内面とのギャップが好感を得ているようだ。実際には“オネエ”ではないにも関わらず“オネエ系”というカテゴリーで支持されたことは、今後第2・第3の尾木ママの登場を予感させる。

■オネエ系が発信する“名フレーズ”の数々

　ユニークなキャラクターが立つオネエ系の中には、“名フレーズ”でインパクトを残す人物も多い。2位のはるな愛は、明るいキャラクターと“ニューハーフ世界一”の称号を得た美貌で人気なほか「『言うよね〜』は私も普段使ってしまいます」（東京都／20代／女性）と、その“口癖”も愛される人気タレント。はるなと同様に、『ドドスコスコスコ〜 ラブ注入』のギャグでお馴染みの芸人【楽しんご】（4位）や『どんだけ〜』を広めた美容家【IKKO】（5位）など、流行語の発信源となった彼女たちも上位に名前が挙がった。

　元祖から新星まで、多方面で活躍中の“オネエ系キャラ”タレントで賑わった今回のランキング。届いたコメントを読み解いていくと、独特の感性を持っていること。また、男女それぞれの気持ちをくみとれることが最大の武器となり、老若男女に幅広く愛されていることがわかる。今やエンタメ界に欠かせない存在となった、彼女たちの今後の活躍から目が離せない。

【調査概要】
調査時期：2011年4月18日（月）〜4月20日（水）
調査対象：合計1000名（自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女各125名）
調査地域：全国
調査方法：インターネット調査



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