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LUNA SEA、東京ドーム史上初の無料ライブを開催 “黒服限定”5万人招待

 10年ぶりに本格始動したロックバンド・LUNA SEAが、12月25日に東京ドーム史上初の無料ライブを開催することが11月30日、わかった。すでに発表されている12月23日、24日のドーム公演に続く同公演は、5万人を無料招待し、黒服限定というドレスコード付きかつ、バンド名を結成当初の「LUNACY」表記にして“原点回帰”を掲げる構成となる。ボーカルのRYUICHIは「黒服限定、無料ライブ、こんな馬鹿げたことに東京ドームを使えるバンドはたぶん俺たちしかいない」と自負し、ベースのJは「どうか歴史の目撃者になってほしい」とファンに向けて呼びかけた。

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 過去には、チケット売り切れのないオープンステージでのライブを企画したり、真冬の野外スタジアムライブを敢行しているLUNA SEAが、前代未聞の東京ドーム・フリーライブを打ち立てた。24日まで続くワールドツアー『REBOOT −to the New Moon−』の構成とは打って変わって、25日にはタイトルを『LUNACY 黒服限定GIG 〜The Holy Night〜』と銘打ち、一夜限りのステージを演出する。

 彼らの初期のバンド名にして、2000年発売の7枚目のアルバムタイトルにも付けられた「LUNACY」という言葉を再び名乗って行うライブに、ギターのINORANは「過去何回も一緒にクリスマス・ライブを過ごしたけれど、その中でも1番スペシャルなクリスマスになると思う」と期待感をあおる。

 黒服限定のドレスコードは、1990年6月10日にLUNA SEAが結成1周年記念ライブで初めて導入し、1992年までに計3回実施。当時のLUNA SEAにとって「黒服限定GIG」は代名詞にもなり、その後のヴィジュアル系バンドシーンにおいて“戦闘服”にまで発展した。18年ぶりの黒服限定ライブにギターのSUGIZOは「やっぱり根がパンクなんだと思う。俺たちの根底は変わりようがない」と断言し、ドラムの真矢も「勢いだけでやっていたあの時代となんら変わってないことが嬉しい」と喜びを語る。

 一転“3days”と化した東京ドーム公演は、インディーズ時代の楽曲から新曲までが入り混じったLUNA SEAの集大成ともいえる展開が期待される。SUGIZOは「それだけに、これを最後に封印される曲もかなりあると思う。20年前に自分たちが作った音楽を、現在のスキルをフルに使ってやってみたい」と“バンドの進化”を表現することを宣言し、Jも「5人それぞれの個性と奇跡的なバランス、その火花を見てほしい」と意気込んだ。

 12月1日よりエイベックスに移籍したLUNA SEAは、1991年4月にリリースしたインディーズ1stアルバム『LUNA SEA』をセルフカバーして来年3月16日に発売することも決定。約10年ぶりに、メンバー5人がレコーディングに立会い、20年ぶりに新たな音を吹き込む。

 無料ライブのチケットはイープラスのサイト上で1日(水)午前10時より9日(木)午後6時まで受付。15日(水)午前10時より当選結果が発表される。

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