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　ロックバンド・X JAPANが8日、神奈川・日産スタジアムで8月14日〜15日に行う公演について、都内で事前記者会見を開いた。リーダーのYOSHIKIは自身の術後の経過を「あんまり良くない。まだ（両手は）痺れてるけど、まぁ、動くんで。始まってしまえばブレーキのない車のように突っ走る」と強行姿勢で臨むことを宣言。また、10月に全米10か所以上のツアーを敢行することも発表し「いろんな問題があったりしたけど、やっとバンドとして固まってきた。再スタート。手応えはある」と展望を語った。

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　再結成後初となる日本での単独野外ライブは『X JAPAN WORLD TOUR Live in YOKOHAMA 超強行突破 七転八起〜世界に向かって〜』と題して、初日の14日は「再会の夜」、15日は「真夏の夜」と銘打ち開催される。

　ボーカルのTOSHIがパリからギリギリで来日した影響もあってか、約15分遅れで会見はスタート。タイトルの意味を聞かれたYOSHIKIは「“七転び”どころじゃないが、何度倒れても起き上がるという意味。再出発です。楽な道ではないと思うけど」と、約15か月ぶりとなる国内ライブへの意気込みを語る。TOSHIも「いろんな意味で新たな始まり。世界に向かって、前向きに“よしき”っちゃおうかな」といかなる困難も“押し切る”構えをみせた。

　当初8月発売予定だった新アルバムについて、YOSHIKIは「9割以上（制作は）終わってます。新曲もそうだし、「Tears」とか「紅」、「ART OF LIFE」も英語バージョンにして、ほぼ完成してる。年内には確実に出せる」と口調も滑らか。アメリカでの最初のシングルリリースは新曲の「Jade」になることも明かした。

　同席したSUGIZOは、8月のライブに向け「とてもメンバーが結束していて、ロックバンドとして凄くいい状態。HIDEさんと6人体制で最高のライブを見せたい」と、ギタリストの故・HIDEさんも映像として出演することを報告。初心に返るという意味を込めて、会見終わりにはYOSHIKI、TOSHI、SUGIZOで「Forever Love」を生演奏してみせ、報道陣を魅了した。

　X JAPANの近況は、YOSHIKIが米・ロサンゼルスにて現地時間1日、自ら設立した基金「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」キックオフパーティー開催時に、新曲「Born to be free」をお披露目。先日、フランス・パリで行われた『JAPAN EXPO』では、YOSHIKIとTOSHIが参加し「Forever Love」「I.V.」など4曲を演奏し、初の欧州進出を果たした。今年8月6〜8日には米・シカゴで開催されるロックフェス『ロラパルーザ』への出演も控えている。


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