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今年4月9日に肺がんで亡くなった作家・劇作家の井上ひさしさん(享年75)の『お別れの会』が1日、都内で営まれ、藤原竜也、大竹しのぶ、石原さとみ、黒柳徹子など各界の著名人約1200人が参列した。井上さんが脚本を手掛けた舞台『組曲 虐殺』でヒロイン役を演じた石原は「先生の一語一句を大切に勉強して、私の世代や下の世代にも伝えていきたい」と誓い、藤原は「もう少しご一緒したかった」と故人を偲んだ。
台本がギリギリまで出来上がらないという逸話もあった井上さんについて、大竹は「書き上がるのが本番2日前とかあった。毛がボーボーになって別人のような時がありましたね」と笑みをこぼし「井上さんに喜んでもらうためと思ってやってましたね」。言葉を変えずとも「きちんと伝えれば、自然と笑いが起こった」と改めて井上さんの言語力に舌を巻き「たくさんの戯曲があるので、先生の戯曲をやり続けていきたい」と決意をにじませた。
石原は「本番は私の中では戸惑いが多くて、毎日稽古をしているようだった。達成感もあったけど、またやりたい気持ちが強かった。再演する時は、さらにいいものができると思っていたので、もう見せることができなくて悲しいですね」と胸中を告白。また黒柳は「あの人のどの部分を切り取っても芝居になりそうな人だった」と、50年以上の交友関係をしみじみと振り返っていた。
祭壇には、生前から愛用していた原稿用紙を背景額とし、花々に代わって出版物や台本といった刊行物約400点が飾られた。献歌として舞台『組曲 虐殺』より「胸の映写機」や東京裁判三部作のカーテンコール曲「番外 マック・ザ・ナイフ」などが石原や大竹、井上芳雄らを中心に合唱された。
『お別れの会』には、そのほか、麻実れい、あめくみちこ、有森也実、内田滋、大和田美帆、熊谷真実、白石加代子、高畑淳子、松金よね子、鈴木杏、笹本玲奈、阿部力、イッセー尾形、岡本健一、風間杜夫、勝村政信、加藤剛、木場勝己、佐藤B作、夏八木勲、長塚圭史、蜷川幸雄、渡辺えり、山本晋也、吉田鋼太郎ら多数の著名人が参列した。井上さんは小説『吉里吉里人』や、NHK人形劇『ひょっこりひょうたん島』など数々の作品を世に生み出してきた。
⇒ご冥福をお祈りします…「おくやみ・訃報」記事一覧
今年4月9日に肺がんで亡くなった作家・劇作家の井上ひさしさん(享年75)の『お別れの会』が1日、都内で営まれ、藤原竜也、大竹しのぶ、石原さとみ、黒柳徹子など各界の著名人約1200人が参列した。井上さんが脚本を手掛けた舞台『組曲 虐殺』でヒロイン役を演じた石原は「先生の一語一句を大切に勉強して、私の世代や下の世代にも伝えていきたい」と誓い、藤原は「もう少しご一緒したかった」と故人を偲んだ。
台本がギリギリまで出来上がらないという逸話もあった井上さんについて、大竹は「書き上がるのが本番2日前とかあった。毛がボーボーになって別人のような時がありましたね」と笑みをこぼし「井上さんに喜んでもらうためと思ってやってましたね」。言葉を変えずとも「きちんと伝えれば、自然と笑いが起こった」と改めて井上さんの言語力に舌を巻き「たくさんの戯曲があるので、先生の戯曲をやり続けていきたい」と決意をにじませた。
石原は「本番は私の中では戸惑いが多くて、毎日稽古をしているようだった。達成感もあったけど、またやりたい気持ちが強かった。再演する時は、さらにいいものができると思っていたので、もう見せることができなくて悲しいですね」と胸中を告白。また黒柳は「あの人のどの部分を切り取っても芝居になりそうな人だった」と、50年以上の交友関係をしみじみと振り返っていた。
祭壇には、生前から愛用していた原稿用紙を背景額とし、花々に代わって出版物や台本といった刊行物約400点が飾られた。献歌として舞台『組曲 虐殺』より「胸の映写機」や東京裁判三部作のカーテンコール曲「番外 マック・ザ・ナイフ」などが石原や大竹、井上芳雄らを中心に合唱された。
『お別れの会』には、そのほか、麻実れい、あめくみちこ、有森也実、内田滋、大和田美帆、熊谷真実、白石加代子、高畑淳子、松金よね子、鈴木杏、笹本玲奈、阿部力、イッセー尾形、岡本健一、風間杜夫、勝村政信、加藤剛、木場勝己、佐藤B作、夏八木勲、長塚圭史、蜷川幸雄、渡辺えり、山本晋也、吉田鋼太郎ら多数の著名人が参列した。井上さんは小説『吉里吉里人』や、NHK人形劇『ひょっこりひょうたん島』など数々の作品を世に生み出してきた。
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2010/07/02