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　漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2010』の会見が28日、都内で行われ、昨年大会の王者・パンクブーブーや、同ファイナリストらが集結した。今年が王者挑戦ラストチャンスとなる笑い飯は、昨年同大会で披露したネタで話題を呼んだ“鳥人”のコスチュームで登場し、哲夫は「結成10年、M-1も10年。これで優勝できたら気持ちいいな。（優勝賞金）1000万円の使い道は、この鳥人マスクを商品にして売っていきたい」と野望を語った。出場者が激しく火花を散らす一方、パンクブーブーの黒瀬純は「今年もM-1やるんだなと。新王者が誕生して夢が覚める」と嘆き、相方の佐藤哲夫も「新王者が憎い」と大会前から恨み節全開だった。

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　年齢、国籍、性別、プロ・アマ、所属事務所を問わずコンビ結成から10年以内なら誰でも出場できるM-1。会見には昨年ファイナリストの笑い飯や、ナイツ、モンスターエンジン、東京ダイナマイト、ハライチに加え、今年がファイナルイヤーになるPOISON GIRL BAND、千鳥も登場。優勝予想を聞かれたパンクブーブーの黒瀬は「（登壇者の）みんな、おもしろいのでね〜。ただ、“ドブ芸人”にも取っていただきたい」と今まで日の目を浴びてこなかったコンビの台頭に期待を寄せた。

　昨年、鳥人ネタで大会審査委員長の島田紳助から“100点満点”という評価を得ながらも優勝を逃した笑い飯の西田幸治は「さすがに優勝しないと殺されるんじゃないかな」と苦笑いしつつも気合十分。同じく今年ラスト出場となるナイツの塙宣之は「整いました！ M-1とかけまして、腕のいい歯科医と説く。その心は・・・歯医者（敗者）に注目が集まることもあるでしょう」と語り、まずまずの手応えを胸に「優勝したら漫才協会に全額寄付します」と意気込んでいた。

　今年のエントリーは6月28日から9月13日まで。8月21日より大阪を皮切りに1回戦が行われる。なお、昨年の準決勝進出者は1回戦が免除される。