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　女優・松嶋菜々子と俳優・大森南朋が、犬と人との触れ合いを描いた映画『いぬのえいが』（2005年公開）の第2弾『犬とあなたの物語 いぬのえいが』に夫婦役で初共演していることが17日、わかった。自宅で大型犬を飼っている松嶋は、犬との共演も「自然にリラックスしてお芝居が出来ました」と余裕。一方、大森は「3、4歳の頃、近所にいた秋田犬に追いかけられて食べられちゃうんじゃないかと思った」というトラウマから犬が怖かったそうだが、「大人になったら大丈夫でしたね」と撮影に支障はないことをアピールした。

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　前作は“犬”と“人”との愛情にあふれた12のエピソードをバラエティ豊かに描き、ミニシアター系でありながら評判が口コミで広がりスマッシュヒットを記録。犬好き待望のシリーズ第2弾でも、全編“犬”との触れ合いを通して、身近にいる存在の大切さや、悲しみを乗り越えて成長していくことを伝え、笑いあり、涙ありの6つの物語を展開する。

　オムニバス作品の1つで、松嶋と大森はお互いを支え合う夫婦役を演じる。初共演の印象を松嶋は「役にスーッと入る感じの方なので、自然に夫婦役を演じることが出来ました。素敵な俳優さんだと思います」。大森は「まさか夫婦をやると思わなかったので、ありがたい感じでやらせてもらっています」と話した。

　夫婦が飼っている犬のラッキー役を演じるラブラドール・レトリーバーのマムちゃんについて松嶋は「すごく頭が良くて、とてもいい演技をしてくれたと思います」と絶賛。自身が飼っている犬についても「以前、飼っていた犬の子供なので2代目なんです。産まれる時、私がとり上げたんですが、幼い頃から、日々大きくなっていく成長過程をずっと見てきたので本当に可愛いです。犬のお産に立ち会えたことは貴重な体験ですね」と話し、2児の母でもある松嶋は子育てとともに犬育てにも励んでいることを伺わせた。

　ほかに、本人役で出演する中尾彬、「猫より断然、犬派」という内野聖陽、以前スピッツを飼っていた高畑淳子、「自分も今までにいろいろな動物を飼って、お別れもしてきましたが、その度にいろいろなものを得ました」と語る北乃きいが出演。

　誰もが犬にまつわる思い出をひとつやふたつは持っているもの。そんな共感を呼ぶような“犬”と“人”との心温まる物語を、『西の魔女が死んだ』（2008年）などで高い評価を受けた長崎俊一監督と、CM界で活躍するクリエイターの石井聡一、江藤尚志、川西純、中西尚人、水落豊が、独自の目線でバラエティ豊かに描く。

　映画『犬とあなたの物語 いぬのえいが』は4月20日にクランクイン、8月中旬にすべての作品をクランクアップし、2011年に全国公開される。

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　北乃きい